介護保険法改正!「自立支援」「負担増」などホントのところどうなる?
長期的な医療と介護が必要な高齢者を受け入れるために、医療を提供する介護施設として「介護医療院」の創設が打ち出された。医療が必要な介護者の受け入れや看取りをしてもらえ、同時に老人ホームのように生活の場としての機能もある。
「これまでも入院期間が長い高齢者を受け入れる『介護療養病床』がありましたが、今後は『介護医療院』に変わります。利用者にとって実質的な中身の変更はほとんどありません」(三原さん)
ポイント4 車いすや歩行器のレンタルが利用者目線に
介護保険では車いすや歩行器などの福祉用具のレンタルが可能(要介護度1以上)だが、これまでの制度では問題もあった。
「事業者によって料金にばらつきがあると指摘され、安価な商品を知らずに平均値よりも高額でレンタルしていた利用者もいたでしょう」(三原さん)
制度改正では適正料金で貸し出しを受けられるよう機能や料金帯が違う複数の商品を一覧で提示することが義務付けられ、10月からは、全国平均料金の表記なども義務化される。
また、貸し出し料金に上限額が設定され、あまりにも高額な商品はなくなると期待されている。
※女性セブン2018年5月10・17日号
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