【有楽町線】注目の介護付有料老人ホーム【まとめ】
評判の高い高齢者施設や老人ホームなど、カテゴリーを問わず高齢者向けの住宅全般を幅広くピックアップし、実際に訪問して詳細にレポートしている「注目施設ウォッチング」シリーズ。
埼玉県和光市の和光市駅から東京都江東区の新木場駅までを結んでいる東京メトロの有楽町線。練馬駅と小竹向原駅間を結ぶ西武有楽町線はわずか3駅の短い路線だが、西武池袋線と有楽町線をつなげる重要な役割を果たしている。今回は、乗り換えの利便性も高く、通勤・通学の足として多くの人に利用されている有楽町線沿線の介護付有料老人ホームを紹介する。
入居者のための設備が充実した足湯のある介護付有料老人ホーム「グレースメイト練馬桜台」
有楽町線「練馬」駅から徒歩10分。商店街を抜けると「グレースメイト練馬桜台」がある。最初に目に入ってくるのは、建物の入口には「さくらの湯」と名付けられた足湯だ。足湯は癒やしに効果を発揮するだけではなく、入居者の交流の場にもなっているそうだ。首都圏に展開している介護付有料老人ホームの「グレースメイトシリーズ」は入居者の笑顔にこだわり、建物や設備に工夫を凝らしたという。
1階の食堂兼機能訓練コーナーに面した場所に健康管理室とスタッフルームが作られているので、スタッフルームから食堂にいる入居者の様子を把握することができるという。食欲があるか、会話をしているか、顔色、表情など、食事の様子から多くの情報を得ているそうだ。見学に来た医師から食堂での見守りを可能にする設計を評価されたこともあるという。他にも食堂のそばにトイレを4つ設けて、トイレ待ち・移動による入居者、そしてスタッフのストレスを軽減したという。介護をする側・される側双方にうれしい設計にこだわっているのがわかる。
食堂や談話コーナーなど共用スペースには「見守りライブカメラ」が設置されており、入居者の家族が自宅などから様子を確認できるようにしているそうだ。遠方に住んでいて会いに行けない家族が様子を知ることができるだけではなく、スタッフが緊張感を持って仕事をする効果もあるようだ。
エントランスを入ると吹き抜けがあり、大きな窓から光がさしこむロビーラウンジがある。入居者同士や家族との団らんに使われている、明るく開放感のあるスペースだ。入居者が一人で自由な時間を過ごすことも多いそうだ。
その隣にあるのは緑のカーペットの敷かれた機能訓練コーナー。ロビーラウンジと壁で仕切られていないので、開放的な空間で機能訓練ができる。機能訓練指導員が心のハリにもつながるよう、一人ひとりにあったプログラムを組み立ててくれるそうだ。
食堂に面している「憩いガーデン」はまるでオープンカフェのような雰囲気。食後のひとときをここで過ごすのも気分が良さそうだ。また、フルフラットのタイル貼りテラスと芝生の庭に出れば、外出気分を味わえる。2つある花壇は車椅子でもガーデニングが楽しめるように配慮された高さにしているそうだ。
気軽に外出を楽しめるように設けられている週1回の「お散歩くらぶ」では、気分や体調にあわせて散歩ができる。もちろんスタッフが付き添ってくれ、車椅子でも参加可能だ。小学校の元気な子どもたちの声を聞くのを楽しみにしている入居者も多いそうで、外の空気を吸いながらスタッフと会話をかわしていると表情も豊かになるという。
外出に気分がのらない日は、屋上庭園での日光浴を選ぶこともできるという。憩いガーデンと同じく車椅子でも楽しめる高さの花壇もある。ここは夏の夜空を彩る「いたばし花火大会」の特等席。気分にあわせて日光浴や夕涼みをしながら過ごしているそうだ。
建物全体が明るく開放感があるグレースメイト練馬桜台。足湯まで用意して笑顔にこだわるその運営姿勢のもと、前向きな気持ちで生活ができそうだ。
→入居者のための設備が充実した足湯のある介護付有料老人ホーム<前編>
→入居者のための設備が充実した足湯のある介護付有料老人ホーム<後編>