【有楽町線】注目の介護付有料老人ホーム【まとめ】
「杜の癒しハウス文京関口」は最寄り駅の有楽町線「江戸川橋」駅から徒歩2分。有楽町や池袋など主要駅にも出やすく、家族も面会に来やすい利便性の高い立地だ。椿山荘までも徒歩圏内で、地蔵通り商店街で日常の買い物も楽しめるという。
高齢者施設が地域と良好な関係を保っていると、外出時のトラブルや体調の変化に近隣の人が気付いて対応してくれることもあるという。目の前の地蔵通り商店街の人も顔見知りで、何か異変があれば知らせてくれるそうだ。地域が見守りの役割を担ってくれているのは入居者にとっても家族にとっても心強い。
「商店街の方が顔を知ってくれていて、連携が取れているので、外出してもらっても安心です。実際にちょっと転んでしまった時に連絡をもらったことがあります。防災協定も結んでいますよ」(施設長の柳沼亮一さん、以下「」は同)
地域のお祭の際には、敷地を神酒所として利用してもらっているという。町会との防災協定では、施設を災害時に避難場所として提供すること、施設で何かあった際には助けてもらうことなどの約束を交わしている。消防署とも連携を取り、炊き出しなども含めて災害を想定した訓練を定期的に行っているそうだ。
「5階は自立した暮らしを営める方がお住まいです。スタッフと一緒にお酒を飲むこともあります。引っ越してきたという感覚で、できるだけ自分でできることはしていただいて、介護が必要になった時だけ私たちが対応します」
元気な入居者も多く、世界一周旅行に出かけた人もいたそうだ。職員との交流も程よい距離感で活発に行なっているという。
高齢者向け施設に入居することを一大事と捉え、生活が一変することへの不安を持つ人も多いそうだ。しかし、柳沼さんは、ここに“引っ越し”てきて、日常を続ける感覚でいてほしいと考えているという。柳沼さんたちスタッフは、入居者と家族との関係にも気を配っている。
「おじいちゃん、おばあちゃんがこちらに入ることによって、ご家族と仲良くなればいいと思っています。必要な介護を私たちがすることによって、今まで通り、威厳を持って、大切にされている関係で家族と接してほしいんです」
1・3階は重介護居室、2・4階は介護居室、5階は自立介護居室に分かれていて、状態の近い人が多いため、周囲に気を使うことなく生活を送ることができるという。 全ての居室のベッドの枕元やトイレ、浴室にスタッフルーム直通の緊急コールボタンを設置。イオン発生器も標準で装備され、臭い対策もされている。
「臭いには気をつけています。外部の委託掃除は入れずにスタッフが隅々までしています。介護の仕事で『環境整備』は重要なポイントです。掃除をすること、お話をすること、レクリエーションをすることも大切な要素です」
人それぞれ生活の様式が違うので、掃除の仕方を部屋ごとに変えているとのこと。臭い対策に悩まされている高齢者施設は多いが、ここは隅々まで見せてもらったが、臭いが気になることは全くなかった。
→地域に密着した「日常感覚」の介護付有料老人ホーム<前編>
→地域に密着した「日常感覚」の介護付有料老人ホーム<後編>