多彩な具材で栄養満点!巻き寿司の基本の作り方|写真で巻き方がよくわかる!手軽なミニ巻きも!
まだまだ暑さが続くこの季節、なかなか食が進まない…という人も多いのでは? そんなときには、酸味がきいた巻き寿司がぴったり。色とりどりの具を巻けば、目にも華やかで栄養満点! シニア世代の食事にもおすすめです。
巻き寿司を初めて作る人でも大丈夫。家庭でできる基本的な作り方を一から教えてもらいました。家族みんなで楽しめるレシピをご紹介します。
目次
簡単&傷みにくい!お手軽巻き寿司
「さっぱりと食べやすい巻き寿司は暑い時期にぴったりです」と、料理研究家の武蔵裕子さん。
「ひと工夫することで、巻き寿司がさらに傷みにくくなります。具は調味、加熱したものを使う、生ものは漬けにすることで安心に。練り製品は傷みやすいので避けたほうがベター。具の準備を簡単にすれば、あとは巻くだけなので、意外とラクなメニューなんです」(武蔵さん・以下同)
さわやかな酸味で元気が出るごちそうレシピ。ぜひお試しを。
※電子レンジは600Wを使用しています。
「基本の太巻き」作り方
<材料>(1本分)
温かいご飯…200g
卵…1個
サラダ油…適量
しいたけ…2枚
にんじん…1/2本
うなぎ(長焼き)…1/2尾分
きゅうり…1本
焼きのり(全形)…1枚
<A>
酢…大さじ1
砂糖…小さじ1
塩…少々
<B>
砂糖…小さじ1/2
塩…少々
<C>
水…1/3カップ
砂糖…小さじ1
しょうゆ…大さじ1/2
<D>
砂糖…小さじ1
酢…大さじ1 1/2
<作り方>
【1】大きめのボウルにご飯と合わせた<A>を入れて混ぜ、酢飯を作る。
【2】別のボウルに卵を割りほぐし、<B>を加えて混ぜる。卵焼き器にサラダ油を熱し、キッチンペーパーでさっとふいてから卵液を一気に流し入れる。全体に広げたら、向こう側から手前に少しずつ巻いていく。すぐに取り出し、キッチンペーパーに包んで棒状に成形する。
【3】しいたけは軸をとって薄切りにし、<C>とともに鍋に入れ、中火で3分ほど煮たら、冷ましておく。にんじんは斜め薄切りにしてからせん切りにしてさっとゆで、熱いうちに<D>を合わせた液に漬ける。うなぎは縦半分に切って電子レンジで40秒ほど加熱し、付属のたれをからめておく。きゅうりは8等分に縦割りする(うち2本を使う)。
【4】巻き簾にのりをおいて【1】を広げる。手前から3cm程のところにうなぎを皮を上にしてのせ、その上に卵焼きをのせ、奥ににんじん、しいたけ、きゅうりの順に並べて巻く。両側からはみ出した具は手で押し込み、形を整える。10~15分おいてなじんだら等分に切る。
★酢飯を作るコツ
混ぜるときは練らない。すし酢が行き渡るよう、大きく切るように。
ベタつかないように、すし酢をご飯全体になじませてから冷ます。
★卵焼きを作るコツ
卵が熱いうちに手早く大まかにまとめ、2枚に重ねたキッチンペーパーで包む。
卵焼きを棒状にしている” 手早く棒状にまとめる。卵が固まる前に、丸めるようにしっかり押さえて、棒状にする。
★きゅうりの切り方のポイント
縦に割って断面はイチョウ形に。互い違いに合わせると巻きやすい。
●基本の巻き方~切り方 コツを押さえれば失敗知らず!
【1】酢飯は、のりの手前を5~6mm向こう側を2cmほど空けて(のりしろとなる)平らに広げる。
具を順に、隙間を空けずにのせる。
【2】手前側ののりの端を巻き簾ごと持ち、空いている指で具を押さえながら、向こう側の酢飯の端に向かって一気に持っていく。
【3】上の巻き簾の端を少し持ち上げて中身を向こう側へ転がし、のりののりしろ部分まで巻き終える。
【4】片方の手で中身を手前側へ寄せながら、反対の手で下の巻き簾を向こう側へ引っ張り、緩みをなくす。
【5】切るときは、包丁を入れる前にその都度、刃を清潔なぬれ布巾かキッチンペーパーで拭く。
【6】軽い力で、のこぎりのように刃を前後に動かして切る。はじめに2等分すると、等分に切りやすい。