「絵手紙」優秀作品発表!コロナ禍に描かれた作品を花城祐子先生が厳選
女性セブン2020年6月18日号で掲載した『心穏やかに絵手紙を』で告知をした「絵手紙募集」にたくさんのご応募をいただいた。
新型コロナ感染症への思いや季節を感じる絵手紙の中から、人気絵手紙作家の花城祐子さんがグッときた4作品を紹介する。
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【目次】
手作りマスクを大胆に描いた絵手紙
うれしい賞:広島県/瀬尾和枝さん「全面的に描かれたかわいいパイナップル柄のマスクを着けての自画像をひと目見て、手作りマスクをもらったうれしい気持ちがすごく伝わりました」(花城さん・以下同)
コロナ禍の心中が伝わる絵手紙
穏やか賞:東京都/波多野婦美子さん「多分、この絵手紙を描いたかたは、言葉が先にあったのでしょう。あまりにも穏やかな雰囲気の『今はじっと我慢して』が、この絵から伝わってきました」
きゅうりを見つめて父を思う作品
ほのぼの賞:埼玉県/石間戸文代さん「家庭菜園の野菜でしょうか? 目の前のきゅうりを一心に見つめて描いておられる姿が目に浮かびます。お父さんが育てた新鮮な野菜は、さぞ、おいしいでしょうね」
紫陽花に語りかける絵手紙
癒され賞:東京都/吉村恵子さん「コロナ禍で仲間と会えないステイホームが続き、いまだに3密にはなることができない気持ちを、紫陽花に聞いてもらっているのでしょう。花たちがうらやましいのですね」
ステイホームの暮らしの記録を絵手紙で
「時節柄、コロナに関するテーマが多かったですね」
そう語るのは、絵手紙作家の花城祐子さん。
「コロナに負けるなと喝を入れる絵手紙、病院で働く皆さんに宛てた“ありがとう”の絵手紙など、ステイホームの時期だからこそ残しておきたい暮らしの記録も多く見られました」(花城さん・以下同)
また、花を中心とした植物を描いた作品も多かった。
「一生懸命さが伝わり、どれも甲乙つけがたかったですね。季節の花からは紫陽花も目立ちましたが、花々に心癒されながら描かれた作品や初めて絵手紙に挑戦したような初々しい作品にも共感しました。
今後も絵と言葉で気持ちを伝える絵手紙が、癒しになるよう育んでもらえるといいですね」 3密が叶わないいま、心が近くに感じられる絵手紙を皆さんも贈ってみませんか?
教えてくれた人
絵手紙作家・花城祐子(はなしろさちこ)さん/俳句の夏井いつきさんなど人気の講師が出演する『プレバト!!』で絵手紙の査定を担当。『絵手紙花の会』主宰。朝日カルチャーセンター、NHK文化センターなどで絵手紙を指導。ほかにも個展や著書、テレビ出演などを通して絵手紙の魅力を発信している。
※女性セブン2020年7月30日・8月6日号
https://josei7.com/
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