高齢者の転倒が危険|樹木希林さんも…大腿骨骨折や寝たきりを防ぐリハビリとは【動画あり】
高齢者の家庭内事故は、住宅が一番多く約7割を占める。住宅の中でもとくに「居室」が45%と最も多く、「階段」が18.7%、「台所・食堂」が18.7%と多くなっている。
一番多く過ごすリビングや寝室など、一見転倒しない場所にも危険が潜んでいる。
骨折後のリハビリなどを指導している理学療法士の生野さんによると、
「家の中で転倒しやすいのは、とくに『フローリングに置いたカーペットのわずかな段差に引っかかってしまった』『家電製品のコンセントコードに引っかかった』『風呂場で石鹸などで滑って転んでしまった』という人が多いようです。
また、転倒しやすい時間帯は、『夜中にトイレに起きた時』や『朝一番の目覚めた時』が危険のようです」(生野さん、以下同)
※内閣府「平成29年版高齢社会白書(全体版)」高齢者の生活環境より。
https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2017/html/zenbun/s1_2_6.html
【ここまでのまとめ】高齢者の転倒は家の中が危険!
高齢者が転倒する原因は?
生野さんによると、転んで骨折してしまう人は、足腰や体(体幹)など全体的に弱っている傾向があるという。
「筋肉も大切ですが、バランスを取る力も大切です。加齢で骨がもろくなっている人でも、筋力やバランスの改善を目指すことで転倒を予防することは可能です」(生野さん)
転倒してしまう原因は、股関節が硬くなっていることが考えられると生野さんは語る。
【ここまでのまとめ】高齢者の転倒の原因は体のバランスに!