日常生活にすぐ使える記憶術|10点の品を10分で覚え、数時間後も忘れない技
スーパーに行ったら何を買うか忘れてる…。子供の頃は九九を覚えられなくて、いまでも7の段から後は微妙。そんなオバ記者こと野原広子さんが、世界記憶術グランドマスターの池田義博さんに、日常生活でいますぐ使える記憶術を学んだ。
「日常生活ですぐに使える記憶術を教えて」
と言うオバ記者に、
「買い物リストが要らなくなる方法を教えましょう」
と語るのは、世界記憶力・グランドマスターの池田義博さんだ。これまで2回に渡り、オバ記者に記憶術を教えてきた。10点の日用品を10分で覚え、数時間後も忘れないでいる技だとか。
下の買い物リストを10分以内に覚えよう。順番はバラバラでも構わない。
指に買うモノのイメージを貼り付ける
「まずは、指の1本1本に買うモノのイメージを張りつけます。例えば、親指にスポンジがくっつき、人差し指にツナ缶が指輪のようにはめられる…などです」(池田さん)
コツは生々しく想像すること。痛みや感触も投影すると忘れづらくなるという。
オバ記者が挑戦したところ、5分で全リストを記憶。
「慣れたらもっと早く覚えられそうよ」と自信満々。
この方法は、やればやるほど早く覚えられるようになるという。内容を変え、繰り返し挑戦してみよう。
指に投影するイメージは生々しく!
●左手
親指…スポンジ
人差し指…ツナ缶
中指…お茶
薬指…牛肉
小指…かりんとう
●右手
親指…食パン
人差し指…殺虫剤
中指…大根
薬指…ちくわ
小指…トマト
オバ記者が希望を授かった記憶術 まとめ
昨日、一緒に飲んだ人の名前を翌朝には忘れているし、子供の頃は九九を覚えられなくて、いまでも7の段から後は微妙。
そんなオバが池田流の覚え方を教わったら20人中19人正解
「記憶が苦手という人は、そもそも覚えていないんですよ。覚えるコツを身につけるとどうなるか、わかったでしょ」
と言う池田先生のお言葉が五臓六腑(ごぞうろつぷ)に染みわたった。もしこれを子供の頃に身につけていたら、ずいぶん違う人生だったはず。
この日、私が得たのは記憶術だけじゃない。
自分でも気づかない潜在能力が、還暦を過ぎたこの体に、まだ眠っているという確信。そうしたら、明るい未来が目の前に広がっているような、希望まで授かったのである。
撮影/菅井淳子 イラスト/うえだのぶ
※女性セブン2020年3月26日・4月2日号
https://josei7.com/
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