天皇皇后両陛下全力で支え合われた26年振り返り写真22枚|笑顔と涙とハプニング【皇室アルバム】
皇太子さま(当時)が外務省勤務のキャリアウーマンだった雅子さまを、あるレセプションで見染められてから6年余、皇室入りをためらう雅子さまを、根気よく説得された。そして’93年6月9日、 “平成絵巻”とうたわれるご成婚の日を迎えた。それから26年。
その間には長女愛子さまもご誕生、3人家族になられた。だが「雅子のキャリアや、そのことに基づいた雅子の人格を否定するような動きがあったことも事実です」と皇太子さまがご発言(93年5月)。その2か月後に雅子さまの病名が“適応障害”と発表され、病気療養中の雅子さま。だが令和の御代がわりと共に皇后さまになられた雅子さまのご活動はめざましく、ご公務も完璧にこなされている。
「雅子さんのことはぼくが一生、全力でお守りします」「特に、苦しいときや辛いことがあったときにお互いをいたわり合って助け合っていくことができる家庭にできればと思っています」。ご婚約会見(’93年1月19日)にご結婚にかける思いを明かされたおふたり。その誓いをいつも心に抱かれて過ごされた年月を女性セブン秘蔵写真で振り返ります。
’93年1月19日 朝見の儀を終えて記念写真
ご結婚の儀を終え、夫婦となられた皇太子さまと雅子さまが、天皇皇后両陛下にごあいさつをされる「朝見の儀」。皇太子さまは燕尾服、雅子さまはローブ・デコルテを着用された。
’93年6月26日 伊勢神宮にご結婚の奉告
事実上のハネムーンとして、地方の人々と会われる初めての機会となった2泊3日の旅。玉砂利の上を長い参拝服をお召しになり、ゆっくりと歩かれる雅子さまの優美なお姿。
’93年7月27日 松下村塾をご視察。突然の雨に濡れられて
吉田松陰が主宰した松下村塾(山口県萩市)をご視察。突然の激しい雨にびしょ濡れになった。だがこんなハプニングにもほほ笑みを絶やさずお迎えする人々にごあいさつを…。
’94年3月5日 初めて葉山御用邸へ
天皇家の嫁となって約9か月の早春。葉山御用邸にお出かけになった雅子さま。ご結婚をお祝いしたいと日の丸を持って集まった人々のためにひざを折られてお話をされた。
’94年4月22日 「みどりの愛護のつどい」で奈良県へ。寺院の廊下で…
「みどりの愛護のつどい」で奈良県へ。中宮寺を訪問された際のこのお作法が話題になった。廊下で脱がれたスリッパをさり気なく直される。その姿が床しく、美しかった。
’94年11月13日 初の海外ご公務中東4か国ご訪問で内助の功
ご成婚後、初の海外ご公務は中東4か国のご訪問。バーレーンの宮殿で皇太子さまの後ろに回られて勲章の位置を直されるお姿が内助の功の証拠写真になった。
’95年1月22日 2度目の中東ご訪問、クウェートでの珍しいシーン
皇族方が食べものを口にされるシーンはとても珍しい。ご成婚後、2度目の中東のご訪問地、クウェートのお茶の時間にチョコレートを食べられた。
’01年12月1日 長女・愛子さまご誕生
“人を愛し、人からも愛される人に成長してほしい”というご両親の願いから名付けられた愛子さま。ご成婚から8年余のおめでたい出来事だった。
’02年4月2日 愛子さまご誕生の感想を述べられる会見で
「初めて私の胸元に連れてこられる生まれたての子供の姿を見て、本当に生まれてきてありがとうという気持ちで一杯になりました」と愛子さまご誕生の感想を述べられる会見時。皇太子さまの手が優しい。
’02年12月15日 フィヨルドランドでパチリ
雪が積もったニュージーランドの観光地でこの上ない無邪気な表情を見せられるおふたり。海外生活の長い雅子さまは、こんな時間をことのほか楽しんでいらっしゃった。
’03年7月3日 お忍びで神宮外苑の児童公園に
“普通の子供たちと遊ばせたい”とお忍びのつもりでお出かけになった“公園デビュー”。ところが報道陣が待ち受けていて、雅子さまはショックを受けられたと伝えられている。
’03年12月4日 雅子さま帯状疱疹でご入院
疲労やストレスなど免疫力の低下で引き起こされる帯状疱疹。入院されたがその後“翌春までご公務を休み、静養する”と宮内庁が発表した。
’06年8月18日 オランダ王室からご招待。2週間のご滞在
かねてから親交のあったオランダ王室が、雅子さまのご病状を伝え聞いてご招待。2週間のご滞在で雅子さまはかなりリラックスされ、ご病状の快復に役立ったと伝えられている。
’08年4月21日 愛子さま学習院初等科にご入学
子供の小学校入学はどの親にとってもエポックメーキングな出来事。赤いスカーフとセーラー服の愛子さまの制服姿が皇太子ご夫妻にも忘れられないものになったはず。
’09年5月2日 御料牧場にお出かけ時の珍しいシーン
御科牧場(栃木県)にお出かけの時のスナップには珍しいシーンが残された。荷物を持たれることが少ない皇太子さまが愛犬・由莉のものらしいバッグを手にされていた。マイホームパパのお姿が垣間見えた。
’11年6月 1年9か月の同伴登校
’10年3月から1年9か月間、“いじめ”で登校困難になった愛子さまが2年生の頃から続けた雅子さまの同伴登校。後に、「唯一取れる可能性として続けてきたものでした」と雅子さまはご発言。
’15年7月4日 トンガ国王トゥポウの戴冠式にご出席
2年ぶりに実現した4泊5日の外国ご訪問。南太平洋への旅のメインイベントに雅子さまが選ばれたのはオフホワイトのロングドレス。ヨーク部分だけにレースをあしらった。
’17年10月8日 ロイヤルカップルのご対面は美しいハグ
デンマークのフレデリック皇太子、メアリー皇太子妃が秋の東京をご訪問。メアリー妃は不動産会社勤務の経験もお持ちだけに元キャリアウーマン同士の会話も弾まれたご様子。
’18年3月26日 長野県に春スキー旅行
春スキーを楽しまれるために長野県へお出かけの皇太子ご一家。この時愛子さまが選ばれたのはカラフルなアーガイル編みのニット。スコットランド西部の州から名を取った。
’19年5月27日 トランプ大統領夫妻国賓として来日
令和初の国賓として来日したトランプ夫妻。メラニア夫人をおもてなしする姿は、海外生活が長かった雅子さまならではの国際親善の華だと、国内外に大変な評判を呼んだ。
’19年5月4日 新天皇即位初の一般参賀
祝福のために14万人超の人々が集まった御代がわりの一般参賀。鮮やかな鶸色のロングドレスが、新皇后として人々の前に立たれる雅子さまの晴れの衣装になった。
’19年8月19日 那須御用邸にご滞在。愛子さまの指に赤トンボが
高原の夏を楽しまれた那須御用邸のご滞在。緑したたるお庭で取材に応じてくださったお三方のスナップ。愛子さまの指に赤トンボがそっと羽を休めた。
※女性セブン2019年11月7・14日号
●皇后雅子さま 令和初の着物姿は陛下のネクタイと色味を合わせられて