《上室性不整脈が判明》上皇さまの退院に付き添われた美智子さま 年を重ねてもいつまでも寄り添い合う“夫婦の絆”
2015年7月18日、心臓の新たな投薬治療のため入院していた上皇さまが退院し、4日ぶりにお住まいの仙洞御所に戻られた。
上皇さまは複数の心臓の持病があり、2012年に「狭心症」と診断され、心臓の冠動脈のバイパス手術を受けられている。2022年には「三尖弁閉鎖不全」による右心の心不全と診断され、今年の5月には心臓の筋肉に血流が不足する「無症候性心筋虚血」と診断された。
宮内庁によると、「右心不全」と「無症候性心筋虚血」に改善が見られないため、新しい薬を追加するのが適切だと医師が判断し、今月14日から東大病院に入院されていた。そして、病院で検査した結果、新たに「上室性不整脈」と診断されたという。
18日に東大病院を出発される際、上皇さまに付き添われた上皇后美智子さまは入院中も毎日、病院へ見舞われた。美智子さまは今回だけではなく、これまでも上皇さまが入院された際、常に寄り添われている。
2012年2月、心臓バイパス手術を受けられた際も、2025年5月に精密検査のため入院された際も毎日見舞ってこられた。また、入院された際には上皇さまと美智子さまが昼食を共にされることもあったという。
2013年12月、上皇さま(当時は天皇)が自身の誕生日の会見で美智子さまへ感謝のお言葉を述べられている。
「皇后は結婚以来、常に私の立場と務めを重んじ、また私生活においては、昭和天皇を始め、私の家族を大切にしつつ私に寄り添ってきてくれたことをうれしく思っています」
年を重ねても、どんなときも夫婦で支え合うご夫妻。手をつないで外出することも多い。高齢化が進む中で、寄り添い合うおふたりの姿は多くの高齢夫婦にとってのモデルとなりそうだ。
● 《寄り添い合う上皇ご夫妻》上皇さまが入院する病院へ毎日通われた美智子さま、退院後は一緒に階段の上り下りやウォーキングを行う
● 《2025年も寄り添いながら》上皇ご夫妻の仲むつまじいお姿 お出かけ時は「手つなぎ」、美智子さまのリハビリを上皇さまが見守られることも