【週刊脳トレ】視覚と空間認知、注意力の向上に!「線たどり」
年を取ると、若いころに比べて、調べたり観察したりといったことが少なくなり、脳に喝を入れる機会も減ります。そんなときは『脳トレ』(認知症予防医・ひろかわクリニック院長の広川慶裕先生監修)にチャレンジして、脳に刺激を与えてあげましょう!
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パズルでも計算でも頭を使うことは、脳の血流を高めます。すると神経細胞の代謝が向上して、脳の情報伝達が改善してくるのです。脳トレで血液循環をよくして認知症に備えましょう! 一人で挑戦するのもいいのですが、家族や友人など大勢でやるとより効果的です。
今週は、視覚認知機能と空間認知機能と注意力を鍛える「線たどり」をやってみましょう。
「視覚認知機能」とは、目で見たものが文字なのか図形なのか、はたまた映像であるのかなどを認識する機能。「空間認知機能」は、物体の形や向きを把握するために大切な機能です。
記憶力と同様、高齢になるほど脳のさまざまな機能は低下してきますが、脳は使ってあげることで元気になります。認知症の前段階であるMCI(軽度認知障害)の人は、脳トレを改善のために役立ててください。