地域で高齢者を支えるビジネスを!「町の薬屋さん」の安心介護
2011年には飯能市の公募に応じ、他業者とともに、行政委託業に参入した。現在では、「地域包括支援センターはちまん町」「在宅介護支援センターはらいちば」、「すこやか福祉相談センターはちまん町」を行政から委託され、運営に携わっている。
また「地域包括支援センターはちまん町」では、「認知症カフェ」の運営を行っている。
認知症カフェとは、認知症の患者さんや家族が集い、おしゃべりをしたり情報交換をしたりする場だ。
「『認知症カフェ』をもっと様々な場所で開きたいと考えて、うちの社員が市内のマクドナルドさんにも声をかけたんです。すると、お店が混まない14時~16時の時間帯にお使いくださいと、快く協力してくださることになりました。『認知症カフェ』という言葉に多少の抵抗がある方でも、マクドナルドさんなら気軽に入ることができます。認知症への理解を深めるには、大変よいことだと思います」
「マクドナルド 299バイパス飯能店」での認知症カフェを2016年4月から始めたことで、「地域包括支援センターはちまん町」が運営する認知症カフェは3店になった。
「地域でのサービスに特化することで、質をもっと上げていきたと思っています。患者さんと非常に近い場所で触れ合えることが、薬局の強みです。いま『老人ホーム紹介センター』も開設しているので、薬局の店頭で施設選びの相談を受けたときはそちらを紹介するなど、社内の連携体制を強化しています」
介護に行き届いたサービスを目指すには、ヴェルペンファルマのような、徹底した地域重視型で、しかも「薬局」という日常的に顔が見える企業と地方自治体との協力態勢にカギがあるかもしれない。
ヴェルペンファルマ公式HP:http://www.welpen.jp/