ふるさと納税をするなら今!寄付金1万円からOKのシニアにおすすめ返礼品7選
ふるさと納税の返礼品には、肉や魚、果物など地域の特産品だけでなく、日用品や身の回りのサービスなど、シニアの暮らしに役立つものも多い。そこで、ファイナンシャルプランナーの大堀貴子さんに、高齢者におすすめの返礼品や寄付縷注意ポイントなどを解説いただいた。
シニアの暮らしに役立つふるさと納税の返礼品7選
ふるさと納税は、収入によって寄付できる金額が変わる。年金収入が200万円以上ある人は、1万円の寄付ができる場合が多い。
そこで、寄付金1万円の返礼品をピックアップしてみた。また、現役世代で収入がある場合は、寄付金は高くなるが、見守りサービスや家事代行など、高齢の親に役立つ返礼品もあるので、親に送ってあげるのもいいだろう。
生活に役立つ日用品
トイレットペーパーなど日用品を買い置きしているなら、ふるさと納税を活用する手も。
■岩手県北上市:【思いやり型返礼品】ナクレ ティッシュペーパー20箱&トイレットロールW36個 2種セット【東北限定ナクレ】寄付金額1万円
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/03206/728812
お墓参りや清掃の代行
お墓参りやお墓の清掃などをシルバー人材センターの会員が代行してくれる。遠方でなかなかお墓参りができない人に人気だ。
■徳島県牟岐町:お墓の管理サービス【1回】寄付金額:1万円
https://www.satofull.jp/products/detail.php?product_id=1023273
空き家の管理業務(空き家見回り)
空き家の状況を確認し、状況報告書と写真で報告してくれる。郵便物の回収や清掃など内容によって寄付金額は高くなる。
■栃木県栃木市:空き家見回りサービス(年1回)寄付金額:1万円
https://furu-po.com/goods_detail.php?id=442472
見守りサービス
郵便局員が訪問し、生活状況を確認し家族へお知らせする見守りサービス。
■北海道白糠町:日本郵便 郵便局のみまもりサービス「みまもりでんわサービス」【6ヶ月】寄付金額:2万7000円
https://furunavi.jp/product_detail.aspx?pid=47597
家事代行サービス
掃除、洗濯、買物、花のみずやりなど一般に行うとされる家事を代行してくれる。
■秋田県湯沢市:家事代行サービス(タスカジ)3時間コース【エリア限定】寄付金額:3万円
https://item.rakuten.co.jp/f052078-yuzawa/10000736/
電気代
返礼品を提供する電力会社に切り替える必要があるが、返礼品分の電気代が無料になる。
■熊本県小国町 おぐたん電灯【九州電力管内のみ/約3ヶ月分】小国町産の再生可能エネルギー 寄付金額:10万円
https://furunavi.jp/product_detail.aspx?pid=201529&rid=4a62165276ac26a7d9471d74
人間ドック
人間ドックで健康状態を確認できる返礼品、合せて食事やマッサージなどが付いている豪華プランなどもある。
■兵庫県三木市:【ふるさと納税】【人間ドック】半日ドック(プレミアムコース)寄付金額:15万円
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/28215/4515882
ふるさと納税をするなら早めがおすすめの3つの理由
12月に駆け込みでふるさと納税する人も多いが、実は早めにしておいたほうがいいことも。その理由を解説する。
1.年末ギリギリだと混み合うことも
ふるさと納税の寄付期間は、その年の1月1日から年末までとなっており、その年の年収をもとに寄付金の上限額が決まる。
会社員の場合、年収が記載された源泉徴収票が交付されるのが12月なので、それを見ながら、ふるさと納税をする人が多く、年末にかけて寄付が集中する。
さらに、自治体が寄付を受け付けてから返礼品を扱う業者に注文されるため、ギリギリで寄付すると、届くまでに時間がかかってしまうことも想定される。
2.年金生活者は想定年収で寄付金額を計算
年金生活者は、源泉徴収票の交付が1月なので、ふるさと納税の期限には間に合わない。特別なことがない限り、年金収入は毎年変わらないはずなので、想定の収入額で寄付金の上限額を計算することになる。
つまり、年金生活者は、源泉徴収票の送付を待つ必要がないため、時間の余裕があるときに、ゆっくりと返礼品を選ぶのがいいだろう。
3.旬の果物は出荷期間が決まっている
返礼品の中でも、果物などの生鮮食品は、旬の季節があるため、受け付け期間が決まっている。人気のシャインマスカットや桃、なし、ぶどう、メロン、スイカなど夏から秋が旬の果物は、早めに寄付をしないと受け取れない。
以上のような理由から、早めのうちに寄付をして早めに返礼品を受け取るのもひとつの手だ。
年金収入によって寄付金額が変わる点に注意
年金生活者の場合、収入によってはふるさと納税をすると損をしてしまうこともあるので注意が必要だ。
→年金生活者は“ふるさと納税”すると得する?損する?注意ポイント【FP解説】
令和元年度、厚生年金の老齢年金受給者の平均年金受給額は14万4268円※となっている。14万4268円の収入で配偶者を扶養している場合、社会保険料や生命保険料などの控除を考慮すると、ふるさと納税で寄付をすると損してしまう可能性がある。
ふるさと納税のウェブサイトなどで自分がいくら寄付できるのかをあらかじめシミュレーションしておこう。
※厚生労働省年金局「令和元年度 平成28年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」よりhttps://www.mhlw.go.jp/content/000706195.pdf
文/大堀貴子さん
ファイナンシャルプランナー おおほりFP事務所代表。夫の海外赴任を機に大手証券会社を退職し、タイで2児を出産。帰国後3人目を出産し、現在ファイナンシャルプランナーとして活動。子育てや暮らし、介護などお金の悩みをテーマに多くのメディアで執筆している。
●60才からの投資で注意すべき3つのルールと老後資金のおすすめ運用法【FP解説】