コメント日|2023.03.31
絵日記風の挿絵?かわいくて楽しいアイディアですね。
兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第191回 ボケ兄の観察日記】
うつ病は、子どもから高齢者まで幅広い年代にみられる病気だが、実は老年期の発症は他の年代よりも確率が高い。厚生労働省の2014年の患者調査によれば、65歳以上の高齢者でうつ病で入院した患者は全国で1万人。64歳以下の合計が8000人と比べて多い。高齢者のうつ病は「老人性うつ」と呼ばれている。精神科医として長年、さまざまな精神疾患を治療してきた「ストレスケア日比谷クリニック」(東京・千代田区)の酒井和夫院長に、「老人性うつ」の見つけ方と対処法を聞いた。
* * *
老人性うつで怖いのは、やはり自殺です。内閣府の『平成26年版高齢社会白書(全体版)』では、2013年の60歳以上の自殺者数は1万1034人。年代別に見ると70代以上が年々増加しています。
そもそも、老人性うつとはどのような病気なのか説明しましょう。
老年期のうつ病と他の年代のうつ病には、本質的な違いはありません。私のクリニックには、小中学生から60~70代の方まで様々な患者さんがいらっしゃいますが、基本的にうつ病の症状は、喜びの喪失、意欲の低下、思考力の低下、この三つの条件に当てはまります。加えて、老人性うつの患者さんには、原因不明の身体的な症状を訴えるケースが多いという特徴があります。
検査で病気がないと判明しているのに、体の不調を訴え続けることが多いのです。
たとえばこんな高齢者の例があります。歯の噛み合わせが悪いと感じ、歯医者で治療してもらったにも関わらず噛み合わせが悪いと主張。さらに別の歯医者で診てもらったのに「良くなった」といわないのです。これは老人性うつである可能性が高いといえます。
頭痛や胃痛、腰痛といった症状の場合も同様で、痛みの原因となるような病気がないのです。
また、老人性うつは、認知症と見分けがつきにくい病気でもあります。
私は1年ほど前からクリニックでの診察のほかに在宅診療も行っているのですが、私の診療の中では認知症よりも老人性うつの方が多いと認識しています。認知症との一番の違いはひどい物忘れが見られないことです。認知症と疑う前に、老人性のうつである可能性も視野に入れてください。
以下の状態が2つ以上ある場合は、老人性うつの前兆かもしれません。
・食欲がなくなった
・好きなテレビを観なくなった
・出かけることが少なくなった
・笑顔が少なくなった
・落ち着きがなくなった
・便秘がちになった
欲求がなくなるのは注意信号です。また、態度や活動状態の変化もうつの兆候ですので注意が必要です。
また、以下が1つでも当てはまる場合は、すぐに精神科を受診するようにしましょう。
・不眠を訴えるようになった
・不安や焦燥感を口にする
・特に悪いところはないのに身体のどこかが悪いと悩む
うつは、何の原因もなくなるわけではありません。引き金となるのは主に環境です。次にあげるようなことはありませんか?
コメントが付けられるようになりました▼
この記事が役に立ったらシェアしよう
【趣味が充実】女性のための老人ホーム注目の施設をスペシャリ
「脳トレで認知症のリスクが約半分に」カナダの学会で発表
老人ホーム(高齢者施設)の種類や特徴、それぞれの施設の違いや選び方を解説。親や家族、自分にぴったりな施設探しをするヒント集。
話題の高齢者施設や評判の高い老人ホームなど、高齢者向けの住宅全般を幅広くピックアップ。実際に訪問して詳細にレポートします。
話題のタレントなどの芸能人や著名人にまつわる介護や親の看取りなどの話題。介護の仕事をするタレントインタビューなど、旬の話題をピック…
介護食の作り方を動画で解説。介護食の基本や見た目も味もおいしいレシピを紹介。最新版!市販の介護食や便利グッズも必見です。
介護にまつわるお金の話やシニアの暮らしに役立つマネー情報をファイナンシャルプランナーがわかりやすく解説する。いま知っておくべきお金…
口腔ケアについて学べる記事が盛りだくさん。誤嚥性肺炎の予防や飲み込むための機能の回復など、生きるために必要な口腔ケアを徹底解説。
記事読ませていただきました。
全て当てはまるんですが。。。
主治医に相談ですかね(汗)
母が若年性(60代なので)アルツハイマー型認知症と診断されて、もうすぐ2年が経とうとしてます。
毎日 こういう事の繰りかえし。
わざと困らせるためにやってるのかと苛立つ日々。
今では 私が大変な時は、小学生の子供が対応しています。
でも、そんな子供も自尊心も失いかけてて。私がしっかりしなくちゃいけないのに
こんな自分も嫌で。
ケアマネージャーさんも親身になってくれないし。
もう私が無力。何もする気起きないです。
どうしたらいいのか、毎日 悩んでいます
娘の立場から記事を読みました。
先に言いますが、「鬱」という部類の人間がキライです。
母が(多分)老人性うつです。父が亡くなってから欲求がなくなりました。
ですが!お金への執着はすごい。
他の欲求が全てお金に行ってるようです。
ボロい貸家を所有しているのですが、家賃の日にはきっちり集金に行きます。(ボロいので不動産介入していません)
家賃を集めてるとき以外は「何もすることがない」「食欲もない」「したいことがない」などしつこく言ってます。
正直、お金のことだけルンルン♪でそれ以外はまるで正気無し。
だから自称「鬱」を自慢してるアホは嫌いなんですよね。
「鬱」なんて病気じゃないし。お金のことになるとルンルンでしょ?みんな。
バカらしい症状で笑うわ。
今年65歳になる夫。
いつも機嫌が悪く、テレビばかりみています。
具合が悪いのか、肩や首、下半身など、さすったりもんだりしています。食欲もあまりなく
とにかく不機嫌で困っています。
これは、どういう事でしょうか。
私にも暴言をはきます。
いちにちに何度も大便を催すようですが
お酒のせいか
下痢ばかりみたいです。
認知症の始まり?と心配です。
高齢者のうつ病は深刻な問題だと思います。うつ病になると自殺を考える方もいるということで、予防が何より大切なのではと感じました。
高齢者に親身になって対応してくれるカウンセラーが増えることを、期待しています。