《骨粗しょう症4つのサイン》「月経不順」「閉経」「高血圧」「60代」は要注意! “骨の世界的権威”が警笛を鳴らす“前兆”
〈高血圧、動脈硬化〉
コラーゲンの劣化が過剰に進行すると、からだはさまざまなSOSを発するようになりますので、それもまた骨粗しょう症のサインと捉えることができます。
たとえばコラーゲンの劣化にともなって血管老化が進むと、まずは高血圧や動脈硬化の症状があらわれ、やがて脳梗塞や心筋梗塞などの重篤な循環器病へとつながります。
高血圧、動脈硬化等々の生活習慣病は骨粗しょう症を疑うべきサインです。
仮に、骨密度には問題がなかったとしても、骨質は劣化しており、骨折リスクはどんどん高まっていると考えてください。
「身長が縮んだ」は、急いで病院へ
〈2~4cm以上の身長低下〉
そして骨質の劣化にともなう骨折は、普通は痛いものですが、背骨の骨折(椎体骨折)の場合は、3分の2の人は痛みをともなわない「いつのまにか骨折」なので注意が必要です。先述のように、じわじわとつぶれるように進む骨折は痛みを感じないこともあるのです。
そんな椎体骨折のサインは、身長低下です。
20代の頃と比べて2~4cm以上身長が低下していたら、「いつのまにか骨折」をしている可能性があります。
早目に整形外科を受診し、背骨のレントゲンを撮ってもらってください。