《歯磨き時にかかとを上げるだけでもOK》『ゼロトレ』著者・石村友見さん直伝!運動を習慣化させる「スナック運動」とは?
スキマ時間に行うちょっとした運動で本当に効果があるのか疑わしいという人もいるかもしれないが、これらを行うのと行わないのとでは体への影響に大きな差を及ぼす。
たとえば、1日に7.5時間ほど長時間座った姿勢でいる人は、食後血糖値や脂肪値、インスリン感受性などが悪化する可能性があるが、たとえば30分おきに2分程度歩くだけで効果的だし、筋肉を劣化させずに維持できる。
また、運動によって代謝が活発になると、「イリシン」という成分が分泌されることがわかっている。イリシンはホルモンの一種。脂肪細胞には、中性脂肪を溜め込む白色脂肪と、熱エネルギーとして消費する褐色脂肪細胞があり、イリシンは白色脂肪組織を褐色脂肪組織に変える遺伝子を活性化させ、体内の脂肪燃焼を助ける役割を持っている。
イリシンは年齢を重ねるごとに減少していくと言われているが、運動はその減少を緩やかにしてくれる。
さらにイリシンには食欲を抑制してくれる可能性があり、とても注目されている。