中高年の気になる<シニア毛>とは?「他人の長く伸びた耳毛が気になる人が約半数」【調査結果】
若い頃に比べて、耳や眉、鼻の毛が目立つようになってきた。そう感じたら、「シニア毛」を意識する時がやってきたのかもしれない。特に男性は女性に比べ、加齢により一部の毛が濃く、太く、長くなりやすいようだ。男性の医療脱毛専門院『メンズリゼ』が行ったインターネット調査と同院総院長の解説をもとに、ミドル・シニア世代に気になる「シニア毛」とはどういったものなのか、中高年男性たちの脱毛事情をレポートする。
老後に向けて注目される中高年男性の脱毛事情
健康寿命が延びたことにより、人生100年時代という言葉もよく耳にするようになった現代日本。この先も続いていく人生をより健康に楽しく過ごすため、新しいことを学んだり、運動に取り組んだり、昔やりたかったことに挑戦したり。人によって老後への備えは様々だろう。
そんななか、彼らが若年層であった20~30年前と比べ、脱毛サロンやクリニックなど体毛処理を専門とする機関やサービス、その価格が随分と身近になったこともあり、脱毛に興味を持つ中高年男性も多いようだ。
そこで2024年9月16日(月・祝)の『敬老の日』を前に、全国26院を展開する男性の医療脱毛専門院『メンズリゼ』は、40~60代の男性450名を対象に、【中高年男性の体毛事情・毛との向き合い方に関するアンケート調査】をインターネット上で行った。
中高年男性に聞く「自分の体毛との向き合い方」とは?調査結果まとめ
同院総院長の赤塚正洋医師の解説と合わせて、現在のミドル・シニア世代が体毛とどのように向かい合っているのかを見ていこう。
【20代までの脱毛経験】9割が「経験なし」
「あなたは20代までに「脱毛」を経験した事がありますか?」という質問には、90.9%の人が「経験なし」と回答する結果となった。
最多の回答は60代の「経験なし」で、94.7%とほとんどの人が20代までに脱毛を経験したことがないとわかった。
【20代までに脱毛を経験しなかった理由】「興味なかった」がトップ回答に
今度は質問3に「経験なし」と回答した人にのみ、「あなたが20代までに『脱毛』を経験しなかった理由は何ですか?(複数回答可)」という質問を行った。すると「興味がなかった」という回答が63.6%で最も多く、「概念がなかった」32.0%、「一般的ではなかった」15.7%と続く結果となった。
また、40代では「料金が高い」という理由で脱毛をしなかった人が2割近くおり、世代別のランキングではトップ3にランクインしているようだ。
【他人の長く伸びた耳毛】5割が「気になったことがある」と回答
次の質問は「あなたは他人の長く伸びた耳毛が気になったことがありますか?」というもの。これには46.7%と、約半数が「はい」と回答した。
【「眉・鼻・耳」の毛が伸びやすくなった?】半数以上が「感じる」と回答
続けて「以前と比べて、40才を過ぎてから『眉・鼻・耳』の毛が長く伸びやすくなったと感じますか?」という質問をすると、54.7%の人が「感じる」と回答する結果となった。
世代別に見ると最多は40代で、6割近くが毛が伸びやすくなったと実感しているようだ。
中高年世代の男性が今、医療脱毛を選択する理由とは?
『メンズリゼ』総院長の赤塚正洋医師は、中高年男性が脱毛に興味を持つきっかけとして以下の5つの理由を挙げている。
1.老後への投資(介護脱毛・ヒゲ脱毛)
高齢になるとシワやたるみが増し、自分自身や介護者でヒゲの処理を行うことが困難になることも。そのため老後を意識して、毛が白くなる前に「介護脱毛(※)」や「ヒゲ脱毛」を始める人が多いようだ。脱毛を行うことによりシニア期を快適かつ衛生的に過ごすことができ、自身の心理的負担の軽減にも繋がるのである。
また、先の長い人生を健康で楽しく過ごすために運動やトレーニングを始める人も多い。そんななかで脱毛は運動時の摩擦やムレ、臭いなどの不快感を防ぐ効果もある。そのメリットから「老後への投資の一環」として脱毛を選択する人が増えているようだ。
※介護脱毛/「自分の老後を想定し、介護が必要になった時に排泄後の拭き取りや清拭時に介護者(第三者)に対し負担をかけないよう、毛が黒いうちにあらかじめアンダーヘアを脱毛しておく」という“老後への先行投資”を意識した行動のこと。リゼクリニックが2017年1月に命名しメディア発表を行った。
2.価格競争で手頃な値段(低価格)で脱毛施術が受けられるようになったから
今から20~30年ほど前は「脱毛」はまだ身近な存在ではなく、全身脱毛に100万円以上かかることも珍しくなかった。そのため、現在のミドル・シニア世代が若かった頃に「専門機関で脱毛した」という人は多くない。
しかし近年ではレーザー脱毛の進化と普及が進み、脱毛サロンやクリニックの数も急速に増えた。価格競争の激化により低価格化が進み、またインターネットやSNSで脱毛に関する情報を得やすくなったことで、老若男女問わず多くの人が「脱毛」を身近に感じられるようになったようだ。
3.早くて痛みが少なくなったから
脱毛機器の改良によりスピーディーで痛みが少ない施術を行うことができるようになった点も理由のひとつとして挙げられる。医療機関では併用して脱毛時に「麻酔が使用できる」点も大きなポイント。痛みに弱い男性もチャレンジしやすくなっている。
4.「シニア毛」を意識して
「シニア毛」とは加齢や老化に伴い濃く太く伸びた「鼻・耳・眉」などの毛のことをいう。ミドル世代に差し掛かる頃から気になり出す男性が増えるようだが、それは「毛周期が長くなるから」と考えられる。
本来、一定の長さになると毛は抜け落ちるものだ。しかし加齢に伴い毛根にある毛乳頭周辺の「毛母細胞」という細胞組織が衰え、毛の生え代わり周期が長くなることで、若い頃は産毛のうちに抜けていた毛がなかなか抜けずに濃く太く成長し、耳毛や鼻毛などの毛が長く伸びてしまっているように見え目立ってしまうのだという。この「シニア毛」を気にして整えたいと考える人も多いようだ。
5.「脱毛」に対するハードル(敷居)が高くなくなったから
インターネットやSNSが広く普及した現代では、多くの芸能人やインフルエンサーが脱毛していることを公言することが多くなった。また、パートナーや自身の子供からすすめられることで脱毛に対する抵抗感が減り、脱毛に興味を持つ人も増えているという。
専門医が解説「耳毛」の医療脱毛のすすめ
短髪であることが多い男性にとって、意外と人目に付きやすいのが「耳の毛」だ。髪や衣類で隠れない部位だからこそ、清潔感のある耳は好印象に繋がると言える。ただ、自分では見にくい部位であることもあり、なかなか自己処理は難しく、誤って肌を傷つけてしまう可能性もある。
そんな部位だからこそ、医師または医師の監督・指示のもと看護師が担当する「医療脱毛」での早めの脱毛がおすすめだと赤塚医師は語る。
「老後を想定し『介護脱毛』の観点から、将来長く伸びてしまうかもしれない『耳毛』を、毛が黒い今のうちに医療脱毛をすることで、その煩わしさから解放されます。『いくつになっても清潔感を保っていたい』と意識する男性にとって、耳毛の医療脱毛はメリットと言えるでしょう」
自分の清潔感を保ち、見た目を整えることは、精神的な安定感にも繋がる。この先も続く人生を健康で楽しく過ごすための一歩として、医療脱毛を視野に入れてみてはいかがだろうか。
【データ】
男性の医療脱毛専門院『メンズリゼ』
https://www.mens-rize.com/
医療法人社団風林会 リゼクリニック
https://www.rizeclinic.com/
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査対象:40~60代の男性450名
調査実施期間:2024年7月23日(火)の1日間
※リゼクリニックの発表したプレスリリース(2024年8月19日)を元に記事を作成。
図表/医療法人社団風林会リゼクリニック提供 構成・文/秋山莉菜