【義父母の介護】安倍昭恵さんが選んだ「遠慮介護」というスタイル
義父母の介護をどこまでやるべきなのか――
昭恵さんの置かれた環境は、決して特殊なケースではない。超高齢化で介護期間は長期化し、5年、10年と続くことも珍しくない。
ある研究によると、高齢の母親を「実子」か「義理の娘」かが介護した場合、義理の娘の方が精神的負担を感じやすいそうだ。かつての日本では、嫁が義父母を介護することが当たり前だったが、「人生100年時代」になって、介護の長期化や価値観の変化などにより、義理の娘がどこまで義母の介護を請け負うべきかが議論の的になっている。
だが一方で、実子よりも義理の娘の方が、介護による「絆の深まり」と「感謝される喜び」を感じる割合が高いという。実子の方が、親のわがままや支配的な態度をストレスに感じて、「感謝される喜び」を感じにくいとの指摘もある。
義母の介護によって得られるのは、大きな負担感か、感謝される喜びか――。昭恵さんの介護は、どちらに向かうのだろうか。
※2019年6月20日号
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