兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第251回 口角を上げてみる】
認知症の兄の症状は、このところ加速しています。兄がどこかれかまわず家の中でしてしまう排泄物の掃除や兄の体の清潔を保つことに追われ、全く気が休まる暇がない妹ツガエマナミコさん。否、気が休まるどころか、もはや家の中で排泄物に遭遇する恐怖におののく日々なのです・・・。
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来る日も来る日も、ぶち撒かれ
先日、未開封の紙パンツ1パック(22枚)を廃棄いたしました。朝、掃除機を掛けようとすると床に少し水たまりができていたので何かと思ってよくみると、兄が夜中に紙パンツのパッケージの上からお尿さまをしたようでした。「中は無事だろう」と思い、外側を丁寧に拭いていたのですが、いつまで拭いてもどこかが濡れていて、よく見ると袋の内側にお尿さまが溜まっておりました。パッケージは未開封なのに折り目に溜まったお尿さまがミシン目を伝って中に入ったと思われます。紙パンツの外面は基本防水なので濡れたところだけちょっと拭けば使えるかもと思い、中身を出してみたものの、パッケージを拭くときにグルグル回してしまったため、中でまんべんなくお尿さまが行き渡ってしまい全滅。一つ一つ拭くのが嫌になってすべて燃えるゴミに出してしまいました。
お薬はまるで効いていないような印象でございます。