薄毛の悩みに<ウィッグ>市場が活況!「自然なツヤ髪に心が動いた」記者が装着感や費用をレポート
女性セブンの調査によると読者2790人中、1895人が”薄毛”に悩んでいることが判明。薄毛解消の味方でもあるのがウィッグだ。いまどきのウィッグは、見た目が自毛のようにナチュラルなうえ、強風にも負けないと話題だ。どんな進化を遂げているのか?メーカーの担当者に詳しい話を伺った
教えてくれた人
小野木佳恵さん/『アートネイチャー』エグゼクティブカウンセラー
市場は活況ウィッグは「おしゃれアイテムの1つ」
「最近、ウィッグに対するお客さまの意識に変化を感じます」と言うのは、前出の小野木さん。
「以前はネガティブイメージもありましたが、いまはおしゃれアイテムの1つになっているんです」(小野木さん・以下同)
日本でウィッグが普及し始めたのは1960年代後半だが、1970年代に粗悪品が登場。頭の寂しい男性がつけると“いかにも”な感じになり、“ヅラ”と揶揄(やゆ)された。そんなイメージもあり抵抗を感じる人が少なくなかった。
だが、2020年度の日本のヘアケア市場規模は4537億円に達し「毛髪業(かつら・ウィッグ)」は1112億円で全体の24.5%を占め(※)、活況を呈している。
「つけるだけで若見えするので、装着するとみなさん、元気になってくださるのがうれしいですね。『おしゃれが楽しい』『外出の機会が増えた』という声も多く、サロンにお友達と来店され、意見を出し合いながら選ぶケースも増えています」
(※)矢野経済研究所調べ。
最新のウィッグ3種類を記者が体験!
そこで、実際に記者も3つのウィッグを試着してみた。いまどきは自然に見えるというが本当か? 教わりつつCMの「サッとのせてキュッキュ」(頭にのせて左右に動かす)を実践するとぴったりフィット。鏡を見てさらにびっくり。なんとも自然な仕上がりだ。
3つにウィックを体験してみた
手のひらにのるサイズで、決して分厚いウィッグではないのに、印象ががらりと変わる。髪の威力、恐るべし。
●試着前の記者
●装着してみると…
実は記者はくせ毛で髪表面の縮毛矯正をしているが、それがツヤツヤの直毛になっていてうれしい限り。
「ブローしなくてもヘアスタイルが完成しますよ」と言われ、「これなら朝、ラクだろうな~」と心が動く。サイドがなびく髪形は自分ではチョイスしないと思うが、イメチェン的には◎。肝心のつけ心地はというと、つけている感は否めないが不快ではない。そして、ブンブン頭を振ってみたが落ちる気配はなく、それでいて後ろにずらしながらめくるとスッと外せるから不思議。
現在、ウィッグ使用者の男女比はほぼ半々。予想以上に女性に浸透しているというから、部分使いから検討しようかな。