顔のパーツ別・性格診断「10秒で相手の性格&本音を見抜く」方法を顔面評論家が指南
長年連れ添った夫婦といえど、相手のすべてを理解していると断言できる人は少ないのではないだろうか。ましてや、初対面の人は何を考えているかわからないもの。でも実は、見た目やしぐさだけで、本心を見抜ける方法があるという。新しい出会いが増えるこの春に、ぜひ試してみませんか?
教えてくれた人
顔面評論家 池袋絵意知さん
顔相家、顔研究家。観相学に、自然人類学や色彩心理などを取り入れた独自の顔面観相術「ふくろう流観相学」を確立。著書に『1分で見抜け!顔やしぐさでわかる本当の性格』(明日香出版社)など。
顔は“癖”が記録された履歴書
「人の顔は、DNAによって決まる“天顔”と、日々の生活や感情によって作られる“命顔”から成り立っています」
と、池袋さん(「」内、以下同)。特に生き様などの後天的な影響が強く、経験や他者とのコミュニケーションのとり方などによって天顔と命顔がかけ離れていくケースもあるという。
「毎日笑顔で過ごしている人は、口角が上がった明るい表情になりますし、眉間にしわを寄せていれば、不機嫌そうな顔つきに。そうやって日頃の感情や思考が“顔癖”となって記録されていくわけです。いわば顔はその人の履歴書。どういう表情をして生きてきたかが表れるので、顔から性格の傾向がわかるんです」
まずは家族の顔を参考に診断してみるとわかりやすい。診断の際は、部分だけにとらわれず、全体のバランスで判断しよう。
顔のパーツ別「性格診断」
顔には本来の性格だけでなく、生き様まで表れると言うのは、顔面評論家の池袋絵意知(えいち)さん。どのパーツを見るとわかりやすいか詳述する。
輪郭
“本質的な性格”がわかる
輪郭は、頭蓋骨の形、骨格、筋肉のつき方など、遺伝的な要素の影響が強く出る。
「生涯を通して変化しにくい部分なので、本質的な性格がわかります。基本的に見たままの形で判断をすればいいですが、顔のベースは角形だけど、脂肪が乗って丸く見える人も。ふくよかな人の場合は、脂肪の下の骨格で判断しましょう」(池袋さん・以下同)
●丸形…明るくて大らか。楽天的、社交的でコミュニケーション能力が高い。
●逆三角形…クールで頭の回転が速い。感受性が鋭く、神経質。空想的な一面もある。
●角形…意志が強く、行動的。粘り強く、一度決めたことは最後までやり抜く。
額
“考え方”の癖や傾向がわかる
「思考や判断を司る前頭葉をよく使うと、その部分が発達して額も広くなるとされています。そのため、物事に対しての考え方や興味・関心の範囲がわかります」
【横幅】
広い:興味の範囲が広く、好奇心に富む。
狭い:一点集中型で凝り性。
【縦幅】
広い:じっくり考えたい熟考型。
狭い:直感を信じる即決型。
目
生命エネルギーや感情が表れる
目は大きさや形などで判断するというより、輝きなど、目から受ける“印象”が判断材料になるという。
「目は内面を映し出す鏡であり、その人が持つ気の力や心情が表れます。心身が不安定になると、目がうつろになり、輝きも失われます。心身共に充実している人は、黒目と白目のコントラストがはっきりとし、イキイキと輝いた目をしています。
感情の変化が表れる場所でもあるので、会話中、じっとあなたの目をのぞき込むように見てくる人には要注意。あなたの反応をうかがっているので、心を読まれないようにさりげなく視線を外しましょう」
眉
メイクで印象操作できる部分
「ネガティブ思考の人は眉尻が下がったハの字眉になりやすいなど、眉はそれまでの生き方が反映されやすい部分。メイクで変えられるので、相手にどう見られたいかで描き分けるのも手です」
●少し上がり気味のアーチ形:知的でクールな印象
●細い:繊細でナイーブな印象
●短めでブラウン系の明るい色:若々しくアクティブな印象
●太くて直線的:冷静で物おじしない印象
鼻
生命力の象徴。自尊心も表れる
「鼻呼吸が多いと鼻の肉付きがよくなるため、大きい人ほど病気に負けない強さを持っています。つまり鼻は生命力の象徴。自分を示すとき鼻頭を指すことからもわかるように、自分自身も表しており、自尊心の強さも読み取れます」
●小鼻が大きい…自分を主張しないと気が済まないタイプ。
●鼻が高い…理想やプライドが高い、完璧主義者。
●鼻が大きい…生命力が強く、自己主張が強い。
●鼻が細い…人づきあいに慎重。自制心が強くクール。
●鼻が低い…友好的。人と打ち解けるのが早い。
●鼻が小さい…自己主張が弱く、他人の影響を受けやすい。
口
積極性と情の深さがわかる
「口は食べ物を摂り、コミュニケーションをとる部分のため、その大きさは欲求を達成するための“積極性”と関係があります。唇の厚さからは情の深さがわかるとされ、薄い人ほど自己中心的な傾向が。ただし、メイクで印象を変えられます」
●口が横に大きい…外交的で能動的。何事も積極的に取り組む。
●唇が厚い…人間関係を大切にしていて情に厚い。情熱的。
●口角が上向き…日頃から笑顔が多く、ポジティブ思考。
●口が小さい…内向的で消極的。自ら動くことは少ない。
●唇が薄い…個人主義の傾向が強く、情に流されない理性派。
●口角が下向き…常に不満を抱えており、ネガティブ思考。
しわ
口に沿ってできたほうれい線は成功の証
「しわは表情の蓄積で刻まれます。口に沿ってできたほうれい線は、それだけ口を動かしてしゃべった証。社会的に成功した人やリーダーシップのある人に多いです。一方、短気だったり心配性の人は顔をしかめるので、眉間に縦じわが刻まれがち」
【ほうれい線がハの字形にあって直線的】
努力型だが報われにくいことが多かった。日頃、笑顔が少ない。
【ほうれい線が口に沿って囲むようにある】
リーダー気質で、社会的に成功するタイプ。日頃、笑顔が多い。
メイク&髪形
メイクや髪形から“どう見られたいか”が透ける
メイクや髪形で本来の顔を変えられるので、施し方によって、人にどう見られたいかがわかるという。
「たとえば、アイメイクが濃い人は、自分をかわいく見せたい意識が強い傾向にあります(眉や口の項目も参照)。
髪形の場合、男女共に好かれやすいセミロングは、バランス感覚を大切にし、好感度をいちばんに考えるタイプ。元気なイメージを与えるショートなら、女性受けを狙っていて、特に職場での人間関係に意識を働かせるタイプ。肩ぐらいの長さで、フェイスラインを囲むような丸みのあるボブは、クールで知的なイメージを与えたいタイプ。そして、手入れが大変なストレートのロングヘアは、自尊心が強くプライドが高いケースが多いようです」
初対面の人と会う際、好印象を与える髪形はセミロングで、前髪がポイントに。額や眉を全部隠さないこと。片方の眉が見えて、もう片方の眉が3分の2ほど隠れるような前髪がおすすめだという。
癖が強い顔6人衆特徴一覧
輪郭、鼻、口、全体のバランスを見てみよう! 癖の強い6人の、顔の特徴について紹介します。
■嘘つき系…眉の角度、目の大きさや形が左右非対称。話すときに、片方の口元だけ上がるなど、口元がゆがんでいる。
■意識高い系…輪郭はエラの張った角形。目と目の感覚が狭く、小骨が張ったニンニク鼻。口は大きめで口角が上がっている。
■激情系…輪郭はたまご形。鼻と口の間が狭い人は、感情が先走るタイプ。あごが小さいのも感情のコントロールが苦手な証。
■いじけ系…上唇が突き出ている。うつむき加減の状態から見上げるような上目づかいの表情が多く、黒目の下に白い部分が見える三白眼の傾向がある。
■頑固系…四角形の輪郭で顔の肉付きがよくなく、岩のようにゴツゴツした印象の人。口角が「へ」の字形に下がっている。
■怒りっぽい系…額が縦に狭く、眉が極端に細くつりあがっている。眉間のしわが深く、目力も強い。
※これらの特徴は、あくまでそういう傾向があるということに過ぎず、すべての人に当てはまるわけではありません。
取材・文/鳥居優美 イラスト/飛鳥幸子
※女性セブン2024年3月21日号
https://josei7.com/
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