高齢者施設の利用者が選ぶ人気の食事ランキングBest5「ハンバーグやカレーが好評、提供しやすさもポイント」

　健康的な日々を過ごすために大切な食事だが、年齢を重ねると食事の時間がおっくうになる人も少なくない。高齢者向けの料理は食材や調理法に配慮が必要となり、負担が増えることもある。そんな悩みを解決しているのが、高齢者・障がい者施設向けに完全調理済み冷凍食品を提供しているクックデリだ。今回は施設利用者のアンケートから分かった高齢者に人気のメニューを紹介する。

高齢者もボリューム満点の食事を求めている！ — 高齢者施設で人気のメニュー。1位は？

　高齢になると身体機能が低下し、食べ物を噛む力や飲み込む力が弱まることで「手軽に食べられる物で済ませてしまう」「めんどくさくなり食べる量が減る」など食事への関心が薄れる傾向にある。栄養バランスが偏ったり、食事量が減ると「低栄養」状態になりやすくなるため注意が必要だ。

　厚生労働省の「国民健康・栄養調査結果の概要（2019年度）」によると低栄養傾向の65才以上の高齢者の割合は男性12.4％、女性20.7％。85才以上では男性17.2％、女性27.9％と、年齢を重ねるごとに低栄養状態に陥るリスクが高くなっている。もし高齢者が低栄養の状態になると、筋肉量が減少しつまずきや転倒の原因となったり、認知機能が低下する可能性もある。

　食事の問題は介護施設を利用している高齢者にも当てはまる。老人ホームや施設の食事は栄養バランスを考えて塩分やカロリーを調整しているため、味が薄く美味しくないと感じる人もいる。また、無理なく食べられるように調理法にひと手間加えたり、利用者を満足させる毎日の献立作りは施設側の負担も大きい。

　そんな社会的な課題に取り組んでいるのが「クックデリ」だ。美味しい料理が食べたい高齢者とコストをかけず満足度の高い料理を提供したい施設のために、完全調理済みの冷凍食品を高齢者・障がい者施設向けに販売している。

　安全・安⼼で添加物のない栄養バランスの整った食事をプロの料理研究家が監修。湯煎で解凍し、盛り付けるだけなので手間をかけずに提供することが可能だ。2016年の創業から累計1万1000軒の施設に高齢者が喜ぶ「食事」を提供した実績がある。

　今回、クックデリを利用している高齢者・障がい者施設にアンケートを実施したところ意外な一品が高齢者に喜ばれることが判明した。

「高齢者の方は和食を好むイメージを持たれるかたが多いかもしれませんが、私達と同じように和食、洋食、中華など様々なジャンルの料理を食べたいというかたが多くいらっしゃいます」（クックデリ広報担当）

　年末年始、離れて暮らす両親や親戚と久しぶりに会い「最近食事が楽しくない」「食べる量が少なくなってきた」という悩みを耳にした人は、下のランキングを参考にして低栄養の予防につなげて欲しい。

※調査はn数79にて実施。

【5位】醤油ラーメン