冬が来る前にする<カビ対策> 猛暑後の要注意場所「エアコン」「寝具」「クローゼット」の掃除法を徹底解説
人は睡眠中に200~300mlの寝汗をかくため、湿気をため込んでしまった布団は、カバーを外すと人の形に黒カビが生えていることも。ダニの発生源にもなるのでケアを忘れずに。
◆寝具は天日干しが基本
汗や汚れの染み込んだ布団類は丸洗いするのがいちばんだが、難しい場合は晴れた日の10~14時に外干しして乾燥させるといい。布団を取り込む前に全体に掃除機をかけ、ダニの死骸やホコリを取り除くこと。「布団だけでなく枕にもカビが生えるので、こちらもこまめに天日干しを。干せない場合は布団乾燥機を利用するのも〇。枕カバーは3日に1度、シーツは1~2週間に1度は洗濯を」(藤原さん)
◆普段は起床後に敷布団の熱と湿気を飛ばす
寝汗の大半は背中を中心とした上半身にかく。「起床後は掛け布団をめくって30分~1時間放置し、風を通して湿気を飛ばす習慣をつけて。ベッドの場合は換気をした部屋の中にマットを立てるのも〇」(矢口さん)。
◆寝汗が気になるなら、除湿シートを利用する
布団やマットレスの下に敷いておくと、寝汗や湿気を吸い取る効果が期待できる「除湿シート」は、カビ予防にも有効。洗えるタイプや、吸湿センサーつきのもの、天日干しすれば繰り返し使えるものもある。