「お餅は太る」「肉より魚のほうが健康的」食事にまつわる”ウソ”の健康知識に専門家が喝!
■間違った知識…理由
■肉食よりも魚食の方が健康的でヘルシー…たんぱく質や脂肪を燃焼させる「L-カルニチン」と呼ばれる成分や、代謝を上げる鉄分が豊富なのは圧倒的に肉。また、さんまやかつお、あじにはプリン体も多い。
■ベジタリアンは長生き…それを証明する明確なデータは存在しない。むしろ野菜ばかり食べることで栄養失調になるケースも。
■お酒は「百薬の長」…アルコールは摂取しない方が死亡リスクが低い。「赤ワインが動脈硬化を防ぐ」という説も過去のもの。
■ウコンは体にいい …過剰摂取により、アレルギーや肝障害を引き起こす。
■乳製品で腸を整える…冬は胃腸を冷やして負担をかける。摂るならば電子レンジなどで少し温めるべし。
■玄米やオートミールで腸活…消化時に胃腸に負担をかけ、腹痛や下痢の原因になるケースも。
■低糖質パンで腸活…食物繊維が持つ健康効果以上に、添加物や保存料の害が大きいことが懸念される。
■お餅は太る…消化がよく、体温を上げてすぐにエネルギーになるため、むしろダイエットに適した食品。
■塩分は体に悪い…減塩のしすぎはかえって脱水やむくみなどにつながる。
■カルシウムでイライラ解消…本当に摂るべきはビタミンC。その他、「ひざ痛にグルコサミンやコンドロイチン」「視力回復にブルーベリー」も喧伝されるもののエビデンスはない。
■プロテインでたんぱく質補給…特に粉末やゼリー状のプロテインは腸から一気に吸収され、臓器に負担をかける。
■16時間断食…時間が制限されているため、早食いになりがちで、逆流性食道炎のリスクを上げる。
■眠る前に食べると太る…太るかどうかは食べる時間よりも食事内容。
■朝食を抜くと太る…むしろ朝しっかり食べすぎると胃腸が活発化し、一日中食欲が旺盛になりやすい。
教えてくれた人
金町駅前脳神経内科院長・内野勝行さん、ダイエットカウンセラー・管理栄養士・伊達友美さん、医師・健康科学アドバイザー・福田千晶さん、秋葉原駅クリニック・佐々木欧さん、管理栄養士・望月理恵子さん、腸セラピスト・真野わかさん、AGE牧田クリニック院長・牧田善二さん、秋津医院院長・秋津壽男さん
※女性セブン2023年1月5・12日号
https://josei7.com/
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