干し野菜の作り方・保存法 失敗しない基本|その日のうちに食べられる「セミドライ」&保存しやすい「ドライ」
「煮物や汁物の場合はそのまま入れ、汁気のない料理には10分程度水で戻してから使います。使う前日に戻して冷蔵庫に入れておいても」(三宅さん)
■まいたけ
干し期間:1~3日
保存期間:常温1か月
食べやすい大きさに裂いて干す。茶色っぽくなり全体がしぼんでカサカサに縮んだら完成。乾燥が進むと昆布のような硬さに。
■小松菜
干し期間:4~5日
保存期間:常温1か月
ひと口大に切って干す。黒っぽい緑色になり、葉はパリパリに、茎は細く縮んだら完成。
■大葉
干し期間:2~5日
保存期間:常温6か月
葉を広げて干す。黒っぽい緑色になり、葉先が縮れて簡単に割れるほどパリパリに乾いたら完成。
■しょうが
干し期間:2~4日
保存期間:常温6か月
皮付きのまま薄切りにして干し、全体が濃い色になりカラカラに乾いたら完成。
■長ねぎ
干し期間:3~5日
保存期間:常温1か月
1cm厚さの斜め切りにして干し、芯の部分までしっかり乾燥させる。芯までスカスカになり簡単にほぐせるほどカラカラに乾いたら完成。外側と芯をバラして干せば時短に。
■ごぼう
干し期間:2~3日
保存期間:常温1か月
皮はこすり洗いし、斜め薄切りにして干す。色が濃くなり、カラカラに乾いたら完成。
■大根
干し期間:(茎・根1~7日、葉は1~3日)
保存期間:常温1か月
皮付きのまま1cmの拍子木切りにして干す。繊維が浮き出るほどギュッと縮んでカラカラに乾いたら完成。厚く切った場合はカビ防止のため冷蔵保存を。
■玉ねぎ
干し期間:2~4日
保存期間:常温1か月
薄切りにして干す。表面が茶色になり、ギュッと縮まってカラカラに乾いたら完成。根元がつながった状態で干してもOK。
■しいたけ
干し期間:1~5日
保存期間:常温1か月
軸を短く切り、1cm厚さに切って干す。色が濃くなり全体がしぼんでカサカサに縮んだら完成。黒っぽくなる前に引き上げて。
■しめじ
干し期間:1~3日
保存期間:常温1か月
石突きを落として小房に分けて干す。茶色く色づき、かさが割れて軸が細くなり、カサカサに縮んだら完成。
干し野菜の保存方法「セミドライは冷蔵、ドライは乾燥剤を入れて常温で」
「出来上がった干し野菜は、密閉できる保存容器、保存瓶、保存袋などに入れます。少し水分の残るセミドライは冷蔵(または冷凍でも可)、完全乾燥させたドライは常温で保存が可能です。
ドライのものでも室温や湿度が高い場合、乾燥が十分でない場合は冷蔵保存が安心。さらに、ドライには乾燥剤を入れておけば、より良い状態で日持ちさせることができます」(三宅さん)
教えてくれた人
管理栄養士・金丸絵里加さん/健康的な食生活のために栄養価も意識した、毎日食べても飽きない料理が好評。主な著書は『干し野菜パパッとレシピ』(実業之日本社)など多数。
CAMMOC主宰・フードコーディネーター・三宅香菜子さん/アウトドアのフィールドを中心に心も体もハッピーになる料理を発信。近著に『はじめてのドライフード』(山と溪谷社)。
※女性セブン2022年11月3日号
https://josei7.com/
撮影/浜田大士
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