超時短「梅シロップ」の作り方|炊飯器で一晩保温するだけなのにしっかりおいしい!|大友育美さん
初夏を告げる梅の季節が到来。「今年こそ、梅仕事に挑戦してみたい!」と思いながら、手間と時間がかかりそう…と結局やらずじまいな人も多いのでは? そこで、“毎年の梅仕事は欠かさない”というフードコーディネーターの大友さんに、炊飯器で一晩おくだけの“超”時短「梅シロップ」の作り方を教えてもらいました。
短時間で作る梅シロップの秘密は「加熱」
「通常は最短でも漬けて1~2か月、梅のエキスが出るのを待ちますが、炊飯器の加熱機能を使えば、短時間で抽出できます。特に、炊飯器では冷凍梅が低温でゆっくり解凍されるため、梅の香りや風味がシロップに十分に抽出されます。甘酸っぱいおいしさが口いっぱいに広がり、短時間で作ったとは思えない仕上がりです」(大友さん)
「梅シロップ」の作り方・青梅の下処理方法
<材料>
・青梅…500g
・砂糖…400g
<梅仕事の基本>
【1】青梅を洗う
傷があるものは取り除いてやさしく洗う。
【2】しっかりふく
水気がついていると傷みや濁りの原因に。
【3】ヘタを取る
果肉を傷つけないように竹串で取る。
「梅シロップ」の作り方・炊飯器で作る
【4】青梅を24時間以上冷凍する
保存袋に【3】を並べて入れ(1袋に500g程度)、空気を抜いて冷凍する。
【5】炊飯器に梅を入れる
【4】を冷凍のまま炊飯器に入れる。
【6】砂糖を入れる
【5】に砂糖を入れ10時間保温する。
【7】溶け残りの砂糖を溶かす
出来上がった梅を保存瓶に取り出す。炊飯器の底にたまった砂糖をかき混ぜたら保存瓶に入れる。粗熱が取れたら冷蔵庫へ。
【保存期間】冷蔵で3か月
◆「炊飯器梅シロップ」の時間ごとの変化
「6時間は甘いだけ、8時間は酸味が少し感じられる、10時間は香り、酸味、味ともにベスト!」(大友さん)
◆炭酸水で割れば、暑い日にゴクゴク飲みたい「梅シロップの炭酸水割り」の出来上がり!
教えてくれた人
大友育美さん/フードコーディネーター
食材のおいしさと栄養を最大限に引き出した家庭料理が人気。『無限レシピ』(ワニブックス)など著書多数。薬膳師としても活躍。
撮影/田中宏幸 取材・文/佐々木めぐみ
※女性セブン2022年6月30日号
https://josei7.com/
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