兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第147回 兄、はじめての予期せぬひとりでおでかけ PART2】
若年性認知症を患う兄が、急に家から姿を消してしまいました!近所を探しても見つからず…。マンションの管理人室のモニターには兄が出て行く姿が映っていましたので、どこかへ出かけたことは間違いなさそうです。ついに、警察に相談に行ったツガエさん。兄はどこに行ったのでしょうか?
「明るく、時にシュールに」、認知症を考えたいツガエさんですが、そうもいかぬ状況は続きます。

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行方不明者捜索願届を提出しました
兄が家を出て行ったことに気づかず、3時間後、捜索願を出すことにしたわたくしは、交番に向かいながら兄の行きそうな場所を考えておりました。でも何も思い当たりません。
途中、デイケアのスタッフの方とすれ違い「ケアマネさんから聞きました。僕もこの辺探してみますし、送迎のときの車で気にしてみますから」とおっしゃってくださり、ありがたさと申し訳なさが入り混じりました。これから捜索願を出しに行くことを告げて、その日2度目の交番へ!
戸を開けて「捜索願を出すことにしました」とわたくしが言うと、年配のおまわりさまが「ああ、先ほどの…」と気づいてくださり、兄についての情報をメモ書きし始めました。
名前、生年月日、身長、体重、服装(黒と緑のチェック柄フリース)、履物(青色スリッパ)、カバン(無)、所