兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第146回 兄、はじめての予期せぬひとりでおでかけ PART1】
同居する若年性認知症の兄の様子がおかしい!ある夜、枕を抱えて妹であるツガエマナミコさんの部屋にやって来たのです。入室を断り、兄を自室の誘導したものの、ツガエさんの部屋と自分の部屋を行ったり来たりする兄…。ツガエさんは恐怖で眠れぬ夜を過ごすことになったのですが、さらに翌朝、思いもかけぬ事件が勃発してしまい…。
「明るく、時にシュールに」、認知症を考えたいツガエさんですが、そうもいかぬ状況なのです。

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兄が行方不明になりました
前回の一夜を経て、事態は急展開いたしました。兄が行方不明になったのです。
(※無事に見つかり現在は元気で家におりますのでご安心ください)
→前回(145回)を読む
兄が深夜までわたくしの部屋と自分の部屋の間を行ったり来たりした夜、3時間睡眠で朝を迎え、兄への嫌悪感をプンプンに漂わせながら一緒に朝食を済ませ、すぐに自室にこもってヘッドホンでYouTubeを観始めました。部屋の引き戸は少し開けておくものの、兄の位置からはあまり視界に入らない程度にし、時々なにか聞かれてももろくに返事もいたしませんでした。今思えば毛嫌いがエスカレートして必要以上に冷たい態度だったと猛省しております。
そして兄が玄関から出て行ったこと