クックパッドダイエットラボ、産学連携でICTによる栄養指導開始
クックパッドダイエットラボは、東京慈恵会医科大学が2016年4月に立ち上げた産学コンソーシアム「メディカルITメディアラボ」の発足メンバーとして、ICT(情報通信技術)を活用した栄養指導の分野で共同研究を開始した。
同社は2008年から、ICTを用いた食事指導サービスを提供してきた。これまで培ったICTを活用した生活習慣病予防のノウハウをベースに、糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満など、食事療法が必要な患者と管理栄養士をつなぐことで、生活習慣の改善につながるサービスを開発するという。
ICT栄養指導により、管理栄養士が不在の病院でも個々の生活習慣に基づいた細かな栄養指導が可能となる。また管理栄養士が常駐する病院でも、従来の来院時の栄養指導に加え、ICTを通じてさらに患者と密接なコミュニケーションが取れるようになる。そのため、食事指導や生活習慣改善指導がしやすくなるというメリットがある。
また、ICTにより管理栄養士が在宅勤務で対応することが可能だ。クックパッドダイエットラボでは、管理栄養士が在宅で仕事ができる環境を整え、指導スキルを活かせる場を提供。出産、育児、介護などの理由で時間的な制限がある人でも、在宅で管理栄養士としての仕事ができ、管理栄養士の資格を十分に活用できる環境を積極的に整えている。
今回の共同研究を通じて、予防医療分野でのサービス開発の強化だけでなくICT栄養指導の質の向上を目指し、全国の管理栄養士の雇用機会の創出やスキルの向上にも寄与していくという。
公式サイト:https://cookpad-diet.jp/