手の冷えとりマッサージを漫画で解説!崎田ミナさん「本当に気持ちよいものを厳選」
今年は特に寒さが厳しく、冷えに悩む女性も多いはず。そこで、効果テキメンのセルフマッサージをまとめた著書『ひとりほぐし』が累計62万部の大ヒット中の崎田ミナさんが、『女性セブン』のために、「冷え」を解消するひとりマッサージを解説。刺激する場所や力加減がマンガで一目瞭然! 場所を選ばずにできるので、いつでもポカポカ温まりますよ。
いつでも手軽にできて、冷えた指先が温まる
まずは手軽に始めやすい“手の反射区ほぐし”からスタート。セラピストの市野さおりさんが考案するリフレクソロジーに基づいたセルフマッサージ法を、崎田さんがイラストで解説します。
「マッサージが大好きでお店に行ったり、本を読んで実践したりするうちに、もっと自分でプロのワザを再現できたら…と考えるようになりました」と、崎田ミナさん。
そこで、専門家を取材して、習ったほぐしワザを何度も自分で試し、本当に気持ちよいものだけを厳選。イラストで紹介したところ、ほぐし方がわかりやすいと大ヒットしている。
「今回紹介する手と足のマッサージは、“リフレクソロジー”という欧米発祥の“反射学”に基づく健康法です。手のひらや足裏には、臓器や体の部位と呼応する“反射区”と呼ばれる場所があり、押して痛かったり、しわや皮むけがある場合は不調が隠れていることも。反射区をもみほぐすことで、呼応する部位の調整にも役立ちますよ」(崎田さん)
手先全体を温かくほぐしながら、反射区も刺激する一石二鳥のマッサージを伝授してもらった。
「手はやや強めの力でほぐして!」(崎田さん)
手のひらと足裏の反射区とは?
反射区は、臓器や体の部位と呼応している。押して痛みや硬さ、ハリ感などで不調をチェックできる。
手を温める冷えとりマッサージのやり方
※マッサージは左右どちらの手から始めてもOK。【2】~【6】は両手とも行いましょう。
【1】手の血流をよくする準備運動
手のひらと指をパーの形に思いきり広げてストレッチ。筋肉の緊張をゆるめて温め効果アップ。【5秒×3回】
【2】指全体をほぐして温める
指を付け根からスッポリと握り、軽く2回ねじってから引き抜く。【各指1回】
【3】上半身をゆるめる反射区ほぐし
各指の股の、骨と骨の間を広げるように押しほぐす。最後に皮膚をつまみながら引き抜く。【各10回】
【4】肩こりをやわらげる反射区ほぐし
ピンク色の部分を小指側から親指側に向かって円を描くように押しほぐす。【3回】
【5】腸を活性化する反射区ほぐし
ピンク色の部分を円を描くように押しほぐす。【20秒】
【6】背中とお腹をゆるめる反射区ほぐし
手の甲全体を円を描くように押しほぐす。【20秒】
★ポイント★
やりやすい「指の腹」を使ってほぐすのがコツ。全部終わったら仕上げにグーパーを3回。これでポカポカ!
【編集部でやってみた!】
凍えるような指先がポカポカして感動!
万年、末端冷え症に悩んでいるが、反射区を意識しながら押すと、ほんの数分で手全体が温まりポカポカに。リフレッシュ効果もあり、空き時間にできるのもうれしい!(編集M)
教えてくれた人
崎田ミナさん/イラストレーター、漫画家。武蔵野美術大学短期大学部卒業。ヨガやストレッチをイラストで解説する著書が人気で、昨年出版した『自分の手でときほぐす! ひとりほぐし』(日経BP)もベストセラーに。
監修:市野さおりさん/英国ITECリフレクソロジスト、アロマセラピスト、看護師。『コンフィアンサ せき鍼灸院』セラピスト。著書に『不調と美容のからだ地図』(日経BP)など。
イラスト/崎田ミナ 取材・文/岸綾香
※女性セブン2022年2月17・24日号
https://josei7.com/