料理家やセレブに人気「シリコンバッグ」の魅力10|愛用者6人が活用法を大公開!
近年深刻化する海洋汚染などを受け、“使い捨てしない”生活が求められている中、シリコン素材のキッチン用保存袋「シリコンバッグ」が話題になっている。繰り返し使えるだけでなく、優れた調理器具にもなる進化した保存袋の魅力とは。愛用者たちが教えます!
アメリカのセレブから人気になったシリコンバッグ
環境問題への意識が高いアメリカのセレブを中心に、数年前からシリコンバッグが人気となっている。
「日本には、2019年にアメリカから『スタッシャー』の製品が上陸しましたが、使い捨て用の保存袋に比べると割高感がありました。その後、調理器具としても使えることが広まり、人気に火が付きました」
そう語るのは、『スタッシャー』を販売するボーテ福原の広報・山崎康子さん。料理人の小鉢(こばち)ひろかさんは、
「ビニール製の密閉袋は、冷凍は可能でも、熱に弱いものがほとんど。でも、耐冷耐熱温度の幅が広いシリコンバッグなら、冷凍庫から取り出してそのまま電子レンジで加熱できるのが魅力」と語る。
シリコンバッグを愛用しているタレントの渡辺美奈代は、「下ごしらえと湯せん調理に使うことが多い」と言う。
シリコンバッグには多くの特長がある。料理研究家のゆーママこと、松本有美さんも、使い勝手を次のように語る。
「これ1つで下ごしらえから仕上げまで完了できるので効率的。時短にもなるから手放せません」
●シリコンバッグの魅力と特長10
1.繰り返し洗って使え、食器洗浄乾燥機でも洗える
2.電子レンジでの解凍&加熱調理もOK
3.湯せん調理にもおすすめ
4.加熱調理後はそのまま保存容器になる
5.冷凍保存も可能
6.冷凍庫から電子レンジに直行できるので、自家製のミールキット作りに便利
7.重ねたり、立てたりして保存できる
8.食材をもんだり、つぶしたりしても破れない
9.密閉性が高いから汁物の保存も安心
10.スナックバッグとしても使える
愛用者が教える!もっと楽しいシリコンバッグ活用術6選
シリコンバッグの可能性は無限大。食材の保存やレンジ調理だけでなく、もっと多様な使い方ができる。愛用者だからわかる便利な活用法や裏技的使い方を大公開!
●先のとがった串やフォークを入れても安心
肉厚のシリコンは、先のとがった金属製のフォークなどが当たっても、穴が開きにくい。
「カトラリー入れにすれば、安全に持ち歩けます」(35才・主婦)。
●防水用にも大活躍!入浴中のスマホケースに
密閉性が高く液漏れしないのは、外側の水気も中に入らないということ。
「防水機能のないスマホもバッグに入れれば、水がかかっても大丈夫」(40才・会社員)。
●弁当箱としても使える!
山登りなど外で弁当を食べる際、ふたの置き場に困ることがある。
「シリコンバッグは口を開くだけですぐに食べられ、ふたをなくす心配なし」(55才・会社員)
●布マスクのつけおき洗いに
コロナ対策の布マスクを毎日手洗いするのは面倒。
「布マスクと水、洗剤を入れて一晩つけおき、口を閉じてシャカシャカ振って洗うと簡単」(60才・主婦)。
●畳んで重ねて収納できるのでかさばらない
薄く畳めるシリコンバッグは、プラスチック製密閉容器に比べ、半分以下の省スペースで収納可。
「これでなんと50ケースもあります」(前出・ゆーママさん)。
●飲み終えた缶類の持ち帰りにも便利
「キャンプに行くときは、下ごしらえをした食材を入れ、帰りは飲み終えた缶入れに利用。わずかな水分も車にこぼさず持ち帰ることができ、ストレスがなくなりました」(42才・主婦)
取材・文/山下和恵
※女性セブン2021年10月28日号
https://josei7.com/
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