兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第36回 できるのか!?人間らしくあるケア】
若年性認知症を患う兄と2人暮らしをするライターのツガエマナミコさんが、日常を綴る連載エッセイ。
知人の誘いで認知症ケア技法の講習会に参加したツガエさん。いつか兄がヨボヨボになったときに、自分にそのケアはできるのか…と、あれこれと思いを巡らせるのであります。
「明るく、時にシュールに」、でも前向きに認知症を考えます。

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「人間らしくある」技法って?
おフランス生まれの「ユマニチュード」をご存じでしょうか?
おいしそうなスイーツのように聞こえますが、じつは今、医療や介護の現場で注目されているケアの技法でございます。「人間らしくある」ことを意味するフレンチの造語のようです。
昨年あたり、わたくしも新聞で読んだ記憶があったのですが、この度学友でありライター仲間であるチョメ子(仮名)が「ユマニチュードの講演会があるんだけど一緒に行かない?」と誘ってくれましたので、のこのこ出かけてまいりました。
→ユマニチュードって?
集まったのは、医療や介護施設の関係者と認知症の家族を持つ中高年、大学の先生や介護に興味のある人など50~60人ほどでした。