ビールやワインと一緒も◎ 認知症予防にオススメのカマンベールチーズのおつまみレシピ
最新の日本人の平均寿命は、男性が80.75才、女性が86.99才と過去最高を更新。しかし、自立した生活を送れる健康寿命の延びは小さい。特に、高齢者の増加とともにますますの増加が懸念されるのが認知症。そこで、病気のリスクを下げる注目のパワーフードを専門医が厳選。管理栄養士がより効果を上げる組み合わせでレシピを提案します。
認知症予防に効果的な食材としてカマンベールチーズを挙げるのは、認知症専門医として活躍する医学博士で榎本内科クリニック院長の榎本睦郎さん。
カマンベールチーズは、白カビが発酵する時に出す成分に、認知症の原因となる脳のシミ、アミロイドを除去する働きが。白い部分が重要なので、必ずカマンベールチーズを。1日1~2片が目安。
「ビールやワインと一緒に摂っても効果的です」(榎本さん)
そのカマンベールチーズを使った認知症予防レシピ3選をご紹介。
ブロッコリーのガーリック炒め
ブロッコリーはビタミンB1が豊富。認知症の中には、ビタミンB1が不足して発症するケースもあるので、ブロッコリーなどの野菜で補うとよい。
【材料】
カマンベールチーズ…1個 ブロッコリー…1株 にんにく…1片 オリーブオイル…大さじ1 塩・粗びき黒こしょう…各少量
【作り方】
【1】ブロッコリーは小房に分け、耐熱皿にのせてラップをし、電子レンジで2分加熱する。カマンベールチーズは放射状に12等分に切る。にんにくはみじん切りにする。
【2】フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて熱し、香りが出たらブロッコリーを炒める。
【3】【2】にカマンベールチーズを加え、溶けてきたら、塩、粗びき黒こしょうで調味する。
くるみとじゃがいものオーブン焼き
【材料】
カマンベールチーズ…1/2個 じゃがいも…3個 くるみ(無塩)…30g オリーブオイル・粉チーズ…各大さじ1 粗びき黒こしょう…少量
【作り方】
【1】じゃがいもは皮をむき、厚さ1㎝の輪切りにする。耐熱皿にのせてラップをし、電子レンジで4分加熱する。
【2】耐熱皿に【1】をのせ、刻んだくるみ、ちぎったカマンベールチーズを散らす。粉チーズ、粗びき黒こしょうを振り、オリーブオイルをかけ、オーブントースターで焦げ目がつくまで焼く。
いわしとトマトのソテー
青魚、くるみ、オリーブオイルはオメガ3脂肪酸を多く含み、脳の血液の循環をよくする。動脈硬化が原因で起こる脳血管性認知症の予防に効果あり。
【材料】
カマンベールチーズ…1個 いわし…4尾 トマト…1個 オリーブオイル…大さじ1 塩・こしょう・小麦粉・パセリのみじん切り…各適量
【作り方】
【1】開いたいわしに、塩、こしょうを振り小麦粉をまぶす。トマトは厚さ7~8mmの輪切りにする。カマンベールチーズは放射状に8等分に切る。
【2】フライパンにオリーブオイルを熱し、トマト、いわしをソテーする。両面が焼けたら取り出し、皿にトマトを敷き、いわしをのせる。
【3】【2】で使ったフライパンにカマンベールチーズを入れて両面を焼く。溶けてきたら【2】にのせ、パセリのみじん切りを散らす。
カマンベールチーズの他にも、2016年、キリン、東京大学、学習院大学の共同研究による発表によると、ビールの苦み成分イソフムロンに、脳のシミであるアミロイドを除去する働きがあることが分かった。1日350~500mlの適量であれば認知症予防に。また、赤ワインに含まれるポリフェノールには、ダメージを受けた神経細胞を保護する働きが。
※女性セブン2017年3月30日・4月6日号
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