介護生活にハーブを!<2>「緑の医学に取り組む」専門店
暮らしの中のさまざまなシーンで、ハーブを活用する風潮が高まっている。
介護する人も、受ける人も、ハーブで健やかな暮らしを送ってほしいと、写真家でハーバルセラピストの資格を持つ飯田裕子さんが今回教えてくれるのは、ハーブを取り扱う店舗。
正しい知識と経験にもとづいたアドバイスを受けることができるお店をおすすめしてもらった。
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「ハーブを介護に取り入れてみたい」、「ハーブの効用を体感してみたい」、「でも、実際どうやって安心なハーブを入手できるのかわからない」…。
こういう声を多く耳にします。もちろん、一般的なスーパーマーケットでも、スパイスやお茶のコーナーで、ハーブは並んでいますが、“メディカルの目的”にかなったハーブであるかどうかを見極めることは難しいのです。
なぜなら、ハーブは植物であるため、栽培される場所や条件、乾燥させる加工方法などで、ハーブに含まれる化学成分が少なからず変化をしてしまうからです。
そこで、メディカルとしての使用を目的とするハーブは、専門家によるチョイスと品質管理がしっかりされているお店で、購入することをおすすめします。
今回、ご紹介するお店は、『グリーンフラスコ自由が丘店』。
オーナーの林真一郎先生は薬剤師で、日本メディカルハーブ協会の理事をされています。長年にわたり、ハーブ研究に従事し、『メディカルハーブの事典 改訂新版 主要100種の基本データ』(東京堂出版刊)など、ご著書も多数。
その林先生が、世界中から厳選した商品、日本各地で安全に生産された檜や柚子などの国産精油『J-aroma』やドライハーブの埼玉エキナセアなどの『J-herb』が店内に並んでいるのです。
「ハーブというと、西洋のイメージが強いですが、日本ほど高品質なハーブを入手できる国はありません。世界の中でも群を抜いています。」と林先生はおっしゃいます。
「古くから生薬に親しんできた、森林国日本のハーブや精油に注目したい」という林先生の想いが、商品のラインアップにも反映しており、北海道産のエゾウコギ(強壮作用)や、埼玉の秩父産のクロモジの精油(鎮静、消炎)などマニアックなものもあります。
お店では、メディカルハーブの専門知識があるスタッフが丁寧にお悩みに応じた商品の紹介や使用方法の解説をしてくれますので、まずは、気軽にご相談するのがいいでしょう。
『グリーンフラスコ自由が丘店』で扱われている数ある商品の中から、秋から冬に移り変わるこの季節の「冷え」の悩みに対応したものをひとつご紹介しましょう。