《東電に連絡してもラチが明かなくて…》林家ペーがSOS「停電状態で困っています。助けてください」元マネジャーが本人に連絡してわかった意外すぎる顛末
昨年、自宅マンションが火災にあった林家ペーさん(84歳)が、今度は“停電騒動”に見舞われた。なんと自宅の部屋が停電してしまったのだという。自身のXでSOSを発信したが、その後、意外な顛末が明らかになった。元マネジャーでライターのオバ記者こと野原広子氏(68歳)が綴る。
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Xへの投稿にビックリ!
「ぺーさーん!」
スマホで原稿を書いていたらぺーさんの顔と、「停電状態で困っています。助けてください」とXに投稿したことがネットニュースに流れてきたの。
「えええ、停電? あり得ない!」と頭を振ったわよ。しかも3日間停電状態だなんて。そして昨年のぺー・パー子夫妻の自宅マンション火災以来、さまざまなお手伝いをしてピッタリくっついていた私はいくつかの可能性が浮かんだんだよね。
それでまずは「大丈夫ですか?」とLINE。すると小一時間後にぺーさんから電話がかかってきた。体調を聞くと「それは大丈夫よ」と元気そう。なので「ぺーさん、停電は一軒だけ起きるなんてことはないのよ。別の理由があるはず。思い当たること、ない?」と聞くと、「もう、東京電力の支社に何回電話かけてもラチが明かなくて困っているのよ」というの。それでも話をしているうちに「そういえば東京電力から何か手紙が来ていたけど、わからないからそのままにしていた」と言う。
ブレーカーが落ちた、わけではなかった…
だんだん事情が見えてきた。ぺーさんのXを見た時は、家電を盛大に使ってブレーカーを落としたのかな思ったのよ。うちも電子レンジとトースターを同時に使うとアウトだからそういうことかなと。
いやいや実は違った。もっと初歩の初歩で、転居して以来、電気代の支払いをしていなかったの。請求書が届いていたかどうかはわからないけれど、それにしても電気代を払ってないことに不安を感じなかったのしら。
そう思ったけれど、ここのところ、ぺーさんの来歴を聞いている私は、「ああ〜」と力の抜けた声が出た。これ、ひと言でいえば“常識の壁”なんだよね。
「火災保険に入るのは常識」が通用しない
そもそも昨年の火事騒動だって火災保険に入ってなかったことで大事になったけど、「火災保険に入るか入らないかという意識すらなかった」と、火事の直後、ぺーさんは言っていたの。聞けばマンションはパー子さんのお兄さんさんが所有していた物件を借りて25年住んでいて、数年前にお兄さんが亡くなり、相続でパー子さんの持ち家になった。
「家の名義が変わったら火災保険に入り直すのは常識よ」と言う人がいたけど、いやいやいや、賃貸人はそんなこと知らないって。私は家財保険には入っているけど火災保険は大家さんが入っていると聞いているよ。
ライフラインの手続きをしたことが一度もない
で、ぺーさんの電気代のことだけど、「ガスと水道代は払ってるなら、電気代、どうなってるんだろうと普通は考えるでしょ」というのは理屈でね。聞いたらぺーさんはこれまで自分で電気、ガス、水道の開設手続きをしたことがない。「いや、やったことがなくても、ライフラインは生命線だよ。知らないじゃすまない常識だよ」と、おそらく多くの人は言うよね。私もそう思うもの。
でもこの“常識”がややこしいんだって。家の名義が変わったら火災保険に加入すべし。これを知らなかった人が私の周りにもけっこういて、「ぺーさんの火事がきっかけで調べたら1か月前に火災保険が切れていて、入り直した。助かった」と言う人もいたのよ。
そうなんだよ。自分が知らないことは知る機会がなければ知らないままだし、ましてや、人が何を知っていて何を知らないかなんて、わかりっこないんだって。
そういえば、ダンス教師をしていた従姉妹のマサミとどうでもいいことでLINEしていたら、「ヒロコ、東京アプリって知ってる? 今日の午後1時から申し込み開始で、東京都民なら1万1000円分のポイントがもらえるんだよ」と教えてくれたの。知らなかった! 教えてもらっていなかったら、見逃していたかもしれない。
そういえば最近、人が作った動画はいくらでも見ているけれど、人とムダ話をしなくなったのよ。昔はよくどうでもいい話をよくしてたのに。ムダ話をしていると、知らないことの扉が開くこともあるしね。そうだ、今年のテーマはムダ話をする人を増やそうっと。
ちなみにぺーさんの“停電騒動”は一件落着して家に灯りがついたみたい。よかった!
◆ライター・オバ記者(野原広子)
1957年生まれ、茨城県出身。体当たり取材が人気のライター。これまで、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。2021年10月、自らのダイエット経験について綴った『まんがでもわかる人生ダイエット図鑑 で、やせたの?』を出版。実母の介護も経験している。
