電子レンジで手軽!ホットサラダ6選「水が出やすい葉物は粉をまぶす」時短調理のコツ
野菜がたっぷり摂れる「ホットサラダ」は、寒い季節の副菜にぴったり。レンジで調理すれば時短になり、ひと工夫加えるとシャキッと食感が味わえますよ。料理研究家の上島亜紀さんがレシピを提案してくれました。調味もしっかりしているので、最後まで美味しくペロリと食べられちゃいますよ!
※材料は表記のあるもの以外2人分です。
※電子レンジは600W、オーブントースターは1000Wを使用しています。
火加減を見るように加熱時間を見極めて
電子レンジや冷凍品などを活用したおいしい時短レシピにくわしい料理研究家・上島亜紀さん。レンジを使った「ホットサラダ」を作る場合のコツを教えてくれた。
「レンジ調理は、余熱の使い方が実は大切。サラダなので野菜が煮物のようにくたっとなってしまっては台無しです。加熱時間は短めに、余熱で仕上げて、葉物は加熱後に和えるくらいが丁度よいですよ。乾物を使うと野菜から出た旨みを吸収し、調味料を控えられます」(上島亜紀さん)
■レンチン調理のコツ
【ポイント】葉野菜には片栗粉をまぶす
水分が出やすい葉野菜は片栗粉を少量まぶして調理することで、水っぽくならず、調味料も絡みやすくなる。
【ポイント】肉に下味をつけておく
レンジ加熱でアクが出るのを防ぐため、調味料で和えておく。旨みが増し、色合いも良くなる。ひき肉はよくほぐして。
【ポイント】乾物は他の食材の下に敷く
食材の最も下に乾物を置くと、他の食材から出る旨みたっぷりの水分を吸わせられる。別途、水で戻す必要がなくて時短に。
【ポイント】レンチン後にそのまま放置
レンジ加熱後に扉を開けずに1~2分蒸らすことで、加熱し過ぎによる食感の悪さ、加熱ムラを防げる。
青梗菜と豚ひき肉のピリ辛中華蒸しサラダ
茎は加熱、葉は和えるだけで青梗菜の食感も風味も堪能
<作り方>
【1】青梗菜1把は茎と葉に分け、茎は縦に6等分に切る。
【2】豆板醤小さじ1~大さじ1/2とオイスターソース大さじ1を合わせ、5mm幅の小口切りにした長ねぎ1/2本分、豚ひき肉100gにかけてよく混ぜ合わせる。
【3】耐熱ボウルに【1】の茎を入れて片栗粉小さじ1をまぶし、その上に【2】を平たくのせ、軽くラップをかけて電子レンジで6分加熱し、そのまま1分置く。
【4】【3】に【1】の葉を加えてざっくり混ぜて器に盛り、ごま油小さじ1をかける。
エスニックなますホットサラダ
ゆずの香りが根菜をフレッシュに仕立てる
【1】にんじん1/2本と大根1/4本は大きめの短冊切りにする。パクチー1株は葉と茎に分け、茎は5mm幅に切る。
【2】耐熱ボウルに【1】のにんじん、大根、桜えび(乾燥)3g、パクチーの茎の順に入れ、軽くラップをかけて電子レンジで4分加熱し、底に溜まった水分をペーパータオルで吸い取る。
【3】【2】が熱いうちにナンプラー大さじ1/2、スイートチリソース大さじ2、【1】のパクチーの葉の半量を加えてよく混ぜて器に盛る。残りのパクチーの葉をのせ、ゆず果汁(またはレモン汁)大さじ1/2をかける。
たっぷり野菜の煎り豆腐風サラダ
シンプルな味つけで食材の旨みが染みた豆腐を味わって
<作り方>
【1】にんじん1/2本はスライサーで薄い輪切りにする。しめじ1袋は大きめにほぐし、いんげん6本は斜め薄切りにする。きくらげ(乾燥)5gはぬるま湯でよく洗う。
【2】耐熱ボウルにペーパータオルを敷き、【1】のきくらげ、にんじん、大きめに崩した木綿豆腐1丁、しめじの順に入れる。軽くラップをかけて電子レンジで7分加熱する。
【3】【1】のいんげんを【2】に加えてラップをかけ直して置いておく。
【4】【3】の粗熱が取れたら、ペーパータオルごと持ち上げて水分をしっかり絞り、器に盛る。
【5】白いりごま大さじ1/2、かつおぶし3g、しょうゆ大さじ1を合わせたものを【4】に加えて和え、ごま油小さじ1を回しかける。
パプリカとひじきの追いだしポン酢サラダ
甘みたっぷりのパプリカを追いポン酢でさっぱりと
<作り方>
【1】耐熱ボウルにぬるま湯でよく洗った長ひじき(乾燥)10g、縦5mm幅に切ったパプリカ(赤)1個分、かつおぶし3gの順に入れ、ポン酢大さじ1を回しかけ、軽くラップをかけて電子レンジで4分加熱する。
【2】【1】にじゃこ10g、ポン酢大さじ1を加えてよく混ぜる。
教えてくれた人
料理研究家 上島亜紀さん
電子レンジや冷凍品などを活用したおいしい時短レシピを提案。著書は『こんなにおいしい!レンチンレシピ』(成美堂出版)など。
撮影/菅井淳子 スタイリング/鈴石真紀子、中村弘子、片野坂圭子 取材・文/西谷友里加
※女性セブン2023年1月19・26日号
https://josei7.com/
●“のせる”“和える”だけの超カンタン麺レシピ|上島亜紀さん