高齢者におすすめ卓上ミニスチーマー誕生秘話「野菜の甘みや栄養価アップにも」
イギリスの調理家電ブランド「ラッセルホブス」が、日本向けのコンパクトな蒸し器『クイックミニスチーマー』を8月に発売した。「キッチンが狭い」「使用後は洗って清潔に保ちたい」といった日本人のライフスタイルに寄り添って開発したという。開発秘話を担当者に聞いた。
蒸し料理といえば、両手鍋のような大きな蒸し器で赤飯やシューマイなどを作るイメージがあるが、こちらは幅15.5cm、奥行13.5cmの超小型サイズ。食卓上でも使え、ガスコンロをふさがない。
使い方は簡単だ。タンクに水を入れ、トレイに食材を入れてタイマーをセットするだけの“ほったらかし調理”。それでいて350Wのハイパワーなので、ゆで卵なら約10分で、にんじんやかぼちゃといった硬めの野菜も約15分で蒸し上げる。
「高温の水蒸気(約100℃)で外側から加熱します。食材を水分で包み込むため、肉まんやシューマイはふっくらと、野菜はジューシーに仕上がります」(日本総販売代理店「大石アンドアソシエイツ」広報の山﨑香さん・以下同)
“お手軽調理”で日々の食事に栄養を
蒸し野菜にはメリットが多い。
「野菜はゆでると水溶性ビタミンなどの栄養素が溶け出してしまいますが、蒸せばそれらを損ないにくい。野菜の甘みも増します。カサが減るのでたっぷり食べられますし、キャベツやレタスなどの葉野菜も格段に食べやすくなります」
ヘルシーな蒸し野菜を積極的に食生活に取り入れれば、生活習慣病対策にもつながる。
購入者からは「蓋が透明なので、食材の状態を確認しながら調理できる」「食事制限があるため、簡単に蒸し料理ができて助かる」「シンプルなデザインでキッチンに置くとおしゃれ」といった声が寄せられている。
テーブルに置いても邪魔にならないサイズ感は収納場所にも困らない。手頃な価格も魅力的だ。
また、タイマー機能がついており、調理完了をブザーで知らせてくれる。空だき防止機能を搭載している点も安心だ。
お手入れは使用後に蓋とトレイを洗えばいい。タンク部分はフッ素加工を施しており、油汚れや水垢が付着しにくい。
こういった配慮がなされているので高齢者でも扱いやすく、父母や祖父母に贈るのもいいかもしれない。“健康長寿”につながるヘルシーな「プラス1品」が叶うだろう。
【データ】
『クイックミニスチーマー』/5500円(大石アンドアソシエイツ)
取材・文/藤岡加奈子
※女性セブン2022年9月29日・10月6日号
https://josei7.com/
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