数独パズルで頭の体操!2億人の愛好者を持つ脳のトレーニング【ルール解説付き】
世界120か国以上、2億人の愛好者を持つパズル「数独」をご存じですか?楽しみながら脳のトレーニングになる知的パズルをぜひ解いてみてください。自宅でゆっくり過ごすかたにも、どこかへ移動しているかたにもおすすめです。
●パズル制作:ニコリ(ニコリとは、数字、言葉、イラストなどを使った多様なパズルを作成するパズル専門出版社。なかでも「数独」は世界中に愛好者がおり、「SUDOKU」の名で親しまれている)
『数独』のルールと解き方
<例題>
【1】まだ数字の入っていないマスに1~9の数字のどれかを1つずつ入れましょう。0(ゼロ)は使いません。
【2】タテ列(9列あります)、ヨコ列(9列あります)、太線で囲まれた3×3のブロック(9つあります)のどれにも、1~9の数字が1つずつ入るようにします。
<解き方>
【1】まず、数字がたくさん入っているブロックに目をつける。中央のブロックには数字が8つ入っていて、残りは1マス。1つのブロックには1~9の数字が1つずつ入るので、このマスには「5」が入ることがわかる。
【2】数字がたくさん入っている列も、考えやすい。いちばん上のヨコ列の空きマスは1つで、ここには「1」が入ることがわかる。同様に、いちばん下のヨコ列には「2」が入ることがわかる。このように、埋めやすいマスから埋めていく。
【3】次に目をつけるのは、空きマスの数がより少ないブロック。中央のブロックの次に空きマスが少ないのは、左上と右下のブロックで、空きマスはそれぞれ3つ。たとえば左上のブロックの場合、「5」はどのマスに入るだろう?
【4】どのマスに「5」が入るか、タテやヨコの列を広い目で見てみよう。同じ列に同じ数字は入らないので、「5」が入るのは★のマスに限られることがわかる。このように、入る可能性がある数字をあてはめながら、空きマスを埋めていく。
【5】★に5が入ると、右上のブロックでも5の入るところが決まる(◎)。こうしてタテ・ヨコ・ブロックに目を配りながら、空きマスを1つずつ減らして解き進める。
が入る
【6】上のように、どのタテ列、ヨコ列、ブロックの中にも、同じ数がダブらずに9つ入れば完成。
初級・中級・上級の3問にトライ!
【1.初級】
まずは初級からチャレンジ!
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【2.中級】
【3.上級】
【SUDOKU EPISODE】「数独」の名前の由来は?
このパズルの正式名称は「数字は独身に限る」。略して「数独」だ。これはニコリ創始者の1人で、初代社長の鍜治真起さんの命名による。タテヨコそれぞれの列にも、3×3のブロックにも、9つの数字が必ず1つずつ入る。そこから「1つ→シングル→独身」と言葉遊びで連想して名づけられたのだという。
「ニコリ」という名称は、鍜治さんが新聞で目にした英国ダービーの一番人気の馬名からつけられた。「海外にあるような面白いパズル雑誌が日本にはまだないから自分たちで作ろう」と意気込んだ鍜治さんらが1980年に創刊した総合パズル専門誌『ニコリ』は、数独ファンの増加とともに部数を伸ばし、やがて社名となった。
初級・中級・上級の3問の解答
【1.初級】解答
【2.中級】解答
【3.上級】解答
デザイン/功野真亜知
※女性セブン2022年5月12・19日号
https://josei7.com/