300店が立ち並ぶ高知市の「日曜市」の魅力発見|フルーツトマト・名物いも天や刃物・植物などユニークな品々に出会う
長い歴史を誇る伝統の朝市は訪れてみたい場所のひとつ。高知県・高知市で毎週開催されている「日曜市」は、なんと300年もの歴史を持つ街路市。約1kmも及ぶ道には、新鮮な野菜はもちろん、高知ならではの特産品、名産品店など300に近いお店が出店している。地元住民のスーパー代わりにもなっている「日曜市」の魅力に迫ってみよう。
高知城に近い約1kmの道沿いに約300店が立ち並ぶ様は圧巻。高知県特産の青果はもちろん、刃物や植物など個性豊かな雑貨が多いのも特徴。午前中に売り切れる品も多いため、9時頃までに訪れるのがおすすめ。店では土佐弁がパワフルに飛び交い、高知らしさを存分に味わえる。
特産のフルーツトマトや文旦、新鮮な有機野菜がお買い得!
糖度8以上で甘みたっぷりのフルーツトマトは高知県が発祥。『フルーツショップオザキ』では、氷でキンキンに冷やしたジューシーなフルーツトマトが1個100円から購入できる。
清流・仁淀川の近くで農家を営む松田博さん夫妻が育てた有機野菜は、地元の料理人も買いにくるほど、味がよいと評判。
スーパーであまり見かけない、ヤーコンなどの珍しい野菜も。南米アンデス原産のいもで、栄養価が高いという。
2~3月の文旦は、12月の収穫時から追熟されておいしさアップ。日曜市での狙い目は、7個程で500円と破格の傷あり商品。
ここでしか買えない土佐打刃物や雑貨は絶好のお土産
購入した刃物の研ぎやお直しも受け付けている。店には包丁や爪切りから、獣の皮剥ぎ用などマニアックな刃物まで揃う。
『小川鍛造』では、切れ味抜群の土佐打刃物を直売。『クヂラのナイフ』(2200円)は子供用やキャンプ用にぴったり。
元デザイナーの田中修二さんが作るのは、高知県内で現役運行する路面電車のセメント模型(1個1400円)。日曜市でしか販売されないレア感と、かわいらしさが大人気。
ネパールで蘭園を経営する明石良和さんは、珍しい植物『ビザールプランツ』を販売。珍しい原種蘭や多肉植物が関東の約半額で購入できると、全国からファンが集まる。
名物のいも天やタコスなど“食べなきゃ損”なグルメが続々
高知産のさつまいも「土佐紅」をカリッと揚げた『大平商店』の『いも天』(1袋300円)は、日曜市生まれの超人気グルメ。
水飴の甘さにしょうがの効いた、昔懐かしい冷しあめをあちこちで発見。寒い日には温かい「あめゆ」がうれしい。
高知産のとうもろこし「地きび」を生地に使用し、野菜も地元産を使った『MASACASA TACOS』のタコス(350~400円)。小腹が空いたときにもおすすめ。
撮影/玉井幹郎 取材・文/スペースリーブ(湯山幸奈、加藤瞳)
※女性セブン2022年3月3日号
https://josei7.com/
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