60才からの正しいブラジャー選び3つのポイント シニア世代におすすめブラ5選
「ワイヤー入りブラジャーがきつく感じる」「以前のブラがフィットしなくなった」など、60代にさしかかり、ブラジャーにまつわる悩みを感じている人も多いのではないだろうか? そこで、体型別の選び方や、シニア世代が選ぶべきブラジャーについて、下着の専門家に教えてもらった。若い頃のままのブラジャーを見直すきかっかけに!
若い頃にはフィットしていたブラジャーが、年齢を重ねると体に合わなくなるのはなぜなのか――。20代から中高年までの女性1000人以上のブラジャーのフィッティング経験を持つ、インナーウエアコンサルタント・おぬまともこさんに話を伺った。
ブラジャーが合わなくなる原因3つ
60代前後で感じるブラジャーへの違和感…。「今までのブラジャーが合わなくなる原因は、年齢と共に体形や体質が変化してくるからだと考えられます」と、おぬまさん。
主に以下の3つの原因が考えられるという。
1.形が変化し脂肪がつく場所が変わる
体重は変わっていなくても、脂肪がつく場所が変わってきます。とくに背中や脇、お腹に脂肪がつきやすくなるので、ブラジャーがキツく感じる場所も変わってくるという人は多いですよ」(おぬまさん、以下同)
2.肌が柔らかくなり食い込みやすくなる
「年齢とともにバスト周辺の肉質も柔らかくなってきます。そのため、ブラジャーをしたときに段差ができやすくなったり、ブラジャーが体に食い込みやすくなったりする人もいらっしゃいます」
3.更年期で肌が敏感になっている人も
「50代~60代は更年期によって肌が敏感になり、ブラジャーが窮屈に感じるという方もいらっしゃいますね」
シニア世代こそブラジャーをすべき
こういった悩みから、ブラジャーをしなくなってしまうシニア世代の人も多いというが、
「年齢を重ねた女性にこそ、体にフィットするブラジャーを、しっかり着けて欲しいと思います」と、おぬまさん。
その理由は、2つ。
「まず、1つ目は、ブラジャーをつけることでスタイルがよく見えるんです。
年齢を重ねるとウエストにお肉がつきくびれがなくなる方もいます。ブラジャーでバストアップすることによって体のメリハリがつき、自然にウエストも細く見えます。
そして、2つ目は、ブラジャーによって姿勢がよくなる人も多いんですよ。
年とともに筋肉量が減り、さらに、バストの重さによって前かがみになりやすいんです。ブラジャーでバストをしっかり持ち上げることで、ラクに背筋を伸ばして姿勢を整えることができます。自然に胸を張ることができて、呼吸がラクになったという声もあるほどです」