今年の大掃除で捨てるべき”古い”モノ3つ「タオル」「化粧品」「装飾品」の処分法
リビングまわりは、いつもお掃除しているつもりでも、何かとモノがたまりがち。お気に入りのモノを大切に使い続けるのはとてもよいことだが、デメリットになることも少なくない。「物持ちがいい」は美徳ばかりではないということも。気持ちよく新年を迎えるために、処分した方がいいモノとは?
タオル類は新品と比較し、“やせて”いれば交換を
タオルは30回ほど洗濯すると生地が傷み始め、吸水機能が低下。肌触りが悪くなるといわれている。使用頻度にもよるが、年に1回、交換するのが望ましい。
替える目安は、
【1】水を吸わない。
【2】ゴワゴワする。
【3】においがとれない。
【4】黒ずみ。
【5】たたんだときに新品と比較し、高さがなくなった。
など。大掃除のときに雑巾として使ってから処分するといいが、使い切れないからといって、雑巾候補にため込むのは考えものだ。
「古いタオルやリネン類を残しておくとダニが付きやすい。布類が入っている衣装ケースやたんす、リネン庫の棚板などは、消毒用エタノールで拭き取れば、ほこり、手垢汚れが落ちてカビ対策になります」(住生活ジャーナリスト・藤原千秋さん)。
テーブルの上の無駄なモノを排除する
テーブルの上には、食品や薬、紙類や文房具など、さまざまなモノを置きがち。
「テーブルの面積が狭いので、モノも短時間で片付けられます。モノがなくなると、目につく場所なのでスッキリ効果は絶大です。ゴミや使っていないモノを捨てて、使っているモノは本来の場所にそれぞれ戻しましょう。テーブルの上で作業をするときは、バラバラとモノを置かず、使うモノをまとめたセットを作り、セットごと出し入れします。一日の最後に元の位置に戻すことで散らかり予防に」(知的家事プロデューサー・本間朝子さん)。
また、「キッチンカウンターには“モノを置かない”ことを徹底するだけでも、印象が変わりますよ」(家事代行サービス『CaSy』のお掃除キャスト・松浦純子さん)。
身に着けなくなった流行おくれのアクセサリー
バブル時代の大ぶりのアクセサリーや、ロングヘアのときに愛用していたヘアアクセサリーなどは、使いたいモノだけをピックアップし、ほかは処分を。
「18金以上の高価な品は業者に買い取り処分してもらえます。カジュアルなモノはメルカリなどに出品するのも◎。思い入れがあるなら、使いやすいデザインにリフォームを」(整理収納アドバイザー・sakkoさん)。
いつ買ったかわからない、古い化粧品は美肌の敵
スキンケアグッズに比べ、アイシャドウなどのポイントメイクに使うコスメは複数を気分で使い分けることが多く、何年も使い続けているモノも多い。化粧品の寿命は3年が目安といわれている。それ以前に買ったモノは未開封でも品質劣化の可能性があるので、処分を考えた方がいい。
「変色した口紅、粉々に割れたアイシャドウ、いつもらったかわからないサンプルなど、それ自体は小さいからこそ後回しにしがち。毎日使うモノだからこそ、整理して、必要なモノだけにしておけば、自分磨きも気分よくできます。古い化粧品は肌荒れの原因になることも。早めに整理して」(sakkoさん)。
5年以上使わない、スポーツ&健康グッズ
健康のためにと購入した器具やスポーツグッズは、使わなくなったら手放そう。
「本来なら1年以内で判断したいところですが、最大限迷ったとしても5年間使わなければ、もう出番はないでしょう」(本間さん)。
5年経てばさらに性能のいい商品が出ているので、使いたくなったら新調すると思えば、処分の決断がしやすい。
教えてくれた人
住生活ジャーナリスト・藤原千秋さん、知的家事プロデューサー・本間朝子さん、家事代行サービス『CaSy』のお掃除キャスト・松浦純子さん、整理収納アドバイザー・sakkoさん
取材・文/山下和恵 イラスト/いばさえみ
※女性セブン2022年1月1日号
https://josei7.com/
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