今年のうちに捨てておくべきモノBest10を発表「年末の大掃除は”捨て活”から」
「そろそろ年末の大掃除を始めなければ…」と思っているあなた、たまった汚れを落とす前にすべきことがあります! それは不用品の整理&処分。でも…何から捨てるべきなのか? 新しい年をスッキリと、気持ちよい部屋で迎えるために、捨てるモノのポイントを、8人の掃除の専門家に聞きました。
“捨て活”から大掃除をスタート!
大掃除を“捨てること”から始めるのには、理由がある。
「いらないモノを捨てるだけでも掃除がしやすくなり、気分も晴れて『もっとやろう』という気になりますから」
そう話すのは、整理収納アドバイザーの要めぐみさんだ。
「まず大きなゴミ袋を手に持ち、部屋の中を移動しながら、不用品を探して捨てる、“捨て活”が重要です!」(要さん)
とはいえ、どこから捨てればいいのか?8人の専門家に話を聞き、多かった回答をまとめたのが次のベスト10だ。
今年のうちに捨てておきたいモノベスト10
1位 期限切れの食品
冷蔵庫の奥に隠れている賞味期限切れの食品や、小袋入り調味料など、消費期限不明のモノは即処分しよう。
2位 不要な衣類
少しでも手放す決断ができれば、勢いづいて片付けやすくなる。破れていたり、毛玉があるモノから処分開始!
3位 使い古したタオル
買い替えのタイミングが難しいタオル類は、新年を機に取り替えるといい。処分するタオルは大掃除で使い切ろう。
4位 キッチン用品
傷がついたフライパンなどは買い替えを。衛生的にも気になる、黒ずんだふきんやスポンジなども新品に替えよう。
5位 使わない食器類
傷やカケのある食器はもちろん、何年も使っていない食器類は、思い切って手放せば、収納場所に余裕が生まれる。
6位 保存容器
なにかとかさばる保存容器は、定期的に入れ替えれば衛生的にも◎。変色やにおい、形崩れは、買い替えのサイン。
7位 紙袋・空き箱
高級ブランドやかわいいデザインのモノなどは取っておきがち。1年以上未使用で、置いたままなら、捨て時かも。
8位 書類・手紙類
判断が難しいモノは後日に回し、DMやネットで見られる取扱説明書から、スッキリ処分していきましょう。
9位 薬&サプリメント
薬には使用期限があり、処方薬はその都度、のみ切るのが基本。サプリメントにも賞味期限があるので確認を。
10位 化粧品の試供品
化粧品(試供品)は一般的に未開封で3年、開封済みだと約半年で使い切るのが目安。古いモノは肌に悪影響も。
不要なものがわかれば、片付けもスムーズに
栄えある、捨てるべき1位は賞味期限切れの食品。当たり前と思うことなかれ。ふだん開けない扉や冷蔵庫の奥から出るわ出るわ。ラク家事アドバイザーの島本美由紀さんいわく、「だいたい皆さん、こんなにあったの、と驚かれます」とのこと。
「特に冷蔵庫は毎日使うので、片付けば気分がスッキリします」(島本さん)
「タオルなどの布製品も少量でもゴミ袋いっぱいになり、達成感が得やすい」と整理収納アドバイザーのsakkoさんは言う。
不要なタオルは掃除に使い、汚れるたびに捨てれば罪悪感も減る。書類などの紙製品は、この一年で増えた分は捨てること。化粧品関係は使用期限を守り、処分するのが原則だ。
「でも…気合を入れて整理しようと思いすぎると挫折しやすい」と、家事代行サービス『CaSy』のお掃除キャスト・松浦純子さんは言う。
大掃除がまだの人、まずは「捨て活」から始めてみませんか?
教えてくれた人
整理収納アドバイザー・要めぐみさん、ラク家事アドバイザー・島本美由紀さん、整理収納アドバイザー・sakkoさん、家事代行サービス『CaSy』のお掃除キャスト・松浦純子さん、家事代行サービス『CaSy』の掃除実地研修講師の経験を持つ網元紀子さん、住生活ジャーナリスト・藤原千秋さん、知的家事プロデューサー・本間朝子さん、掃除の達人・茂木和哉さん
取材・文/山下和恵
※女性セブン2022年1月1日号
https://josei7.com/
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