【夏バテ】【暑気あたり】を防ぐ!今すぐ始める9つの生活習慣
朝日と朝ごはんで交感神経のスイッチオン
自律神経は、体や心をピリッと引き締めて活動的にする「交感神経」と、リラックスモードにする「副交感神経」がある。
朝起きたばかりでぼーっとしているときはまだ副交感神経が優位なので、朝日を浴びて交感神経のスイッチをオンに。さらに朝食をしっかり食べて体を動かすエネルギーを与えることで、心身のエンジンがかかる。
食欲がない朝にはフルーツヨーグルト
すいかや桃、ぶどうなど、みずみずしいフルーツは朝の水分補給にぴったり。また、キウイフルーツやメロン、夏みかんなどに含まれるカリウムには水分の排出をうながし、むくみをとる効果があるので、冷えて足がだるいときにはおすすめ。食欲がない朝は、フルーツにヨーグルトをかけて食べると、フルーツの糖質、ビタミン、ミネラル、食物繊維にヨーグルトのたんぱく質や脂質が加わり、栄養バランスのよい朝食になる。
色の濃い夏野菜を毎食食べる
なすやピーマン、トマト、ゴーヤ、とうもろこしなど色の濃い夏野菜には、抗酸化作用の高いポリフェノールやカロテノイドなどが豊富に含まれている。こうした抗酸化成分には、疲労やストレスによって増えてしまう有害な活性酸素を除去する力がある。
衣服はプラス1枚を持ち歩く
Tシャツなど1枚だけで出かけるのはNG。カーディガンや薄手のシャツなどを羽織るなど、軽く汗をかくくらいの服装で出かけ、「暑かったら脱ぐ」のを習慣に。エアコンが効いたところで長時間過ごす場合はストールやひざ掛け、靴下などを準備しよう。
水分補給は氷水より温かいお茶で
冷たい水は多く飲んでもなかなか渇きが癒えず、体が冷えてしまうが、温かいものには胃腸がすぐに反応するため、ほどほどの量で水分補給できる。冷水を飲みたいときは氷を入れないなど、必要以上に体を冷やさない工夫を。
食前酒か温かいスープで食欲アップ
夕食の前に、おちょこ1杯程度の梅酒や果実酒、ポートワインなどを飲むと胃の粘膜の血流がよくなり、食欲増進剤代わりとなる。お酒はビールやワインのように冷たいものではなく、常温でおいしく飲めるものがベター。お酒が飲めない場合は、温かいスープなどを最初に飲むと、胃が温まって食前酒と同様の効果がある。
R-1乳酸菌と手洗いで夏風邪の予防を
冷えそのものも免疫を弱らせるが、そのうえ夏バテによって睡眠や栄養が不足すると、免疫の働きはさらに悪くなり、夏風邪を引きやすくなる。風邪対策には冬場と同じように手洗い、うがいをするのが基本中の基本。また、R-1乳酸菌入りヨーグルトを摂ると、風邪を引くリスクが2分の1以下に下がったという研究結果がある。こうした乳酸菌を活用して免疫をしっかり働かせることで、夏も体力をキープできる。
夕食と夜のスマホは控えめに
夜は心身をリラックスさせて副交感神経を優位にすることで、眠りにつきやすくなる。テレビやスマホなどの光を浴びると交感神経が働きっぱなしになるので、夜はデジタル機器をなるべく使わないこと。部屋の照明をオレンジ系の優しい色にし、光が目に直接入らないように間接照明にするのがおすすめ。また、夕食の量は朝食よりも少なくすると、胃腸がしっかり休まり、翌朝に食欲がわきやすくなる。
38℃のぬるめ入浴でクールダウン
夏は冬に比べて体温が高いため、お風呂の温度は体温よりやや高い38℃くらいに設定すると体をクールダウンできる。ぬるめのお湯でも、バスタブにゆっくり浸かることで血行がよくなり、疲れやだるさがとれて夏バテ対策になる。また、お風呂で温まった後に体温がゆっくり下がるタイミングでベッドに入ると、スムーズに眠りにつくことができる。
※初出:女性セブン
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