公開日:2018.05.30 / 更新日:2023.01.23    4

全身がんの樹木希林を支える!娘が選んだ「別居介護」の明暗

 カンヌ国際映画祭で最高賞の“パルムドール”を獲得した是枝裕和監督(55才)の『万引き家族』。この作品で、万引きで生計を立てる一家のまとめ役を演じたのが樹木希林(75才)だ。

初めて体にがんが見つかってから14年。娘の也哉子は夫や子供と離れ「別居介護」を選んだ(ABACA/ニューズコム/共同通信イメージズ)

 3泊5日のスケジュールでカンヌを訪れた樹木の横には、長女の内田也哉子(42才)の姿があった。2004年に乳がんを患っていることが発覚し、その後、腸や副腎などにも転移していることがわかり、自ら「全身がん」を宣言した樹木につきっきりで、面倒をみているのが也哉子なのだ。

 也哉子は1995年に本木雅弘(52才)と結婚。2012年には長女のイギリス留学をきっかけに、一家で生活の拠点をイギリスに移したが、也哉子は「別居介護」を選択したという。つまり、本木や子供たちがイギリスで生活する一方で、也哉子は日本にとどまり、「最期は自宅で迎えたい」と希望する母・樹木希林の介護をするというわけだ。

「別居介護」のメリット、デメリットとは

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  1. まりぼん より:

    介護って先が見えないし、介護する側も疲れてくるからとても難しい問題ですね。
    也哉子さんは、希林さんに寄り添う覚悟をされましたが苦渋の決断だったのではないでしょうか?最も、也哉子さんも希林さんの血をひいているのですから、しっかりされた方だと思います。家族の形は、さまざまですが病気を受け入れ、過度に抗うことなく自然に共生していくことが、もしかしたら1番幸せな選択であるのかもしれないと
    希林さんの生き方から学ばせていただきました。
    ご冥福をお祈りいたします。

    29+

  2. nori より:

    樹木希林さんがお亡くなりになりました。
    ご冥福をお祈りします。

    おかみさん 時間ですよでその存在を知り、FUJIカラーフイルムのコミカルなCM
    内田裕也さんとの結婚、芸名の売却、寺内貫太郎一家のジュリー~や郷ひろみとの
    デュエットレコードデビューなど様々な話題を振りまいてました。
    子供の頃から見ていて、後世になって年齢を知って驚いたものです。

    変わった夫婦関係を過ごされてた希林さんですが、もう一度生まれ変わったら
    また、一緒になりたいなどと一般的な発言ではなく、生まれ変わったら出会いたく
    ないとの発言に驚いたものです。
    内田裕也さんは、出会ってしまったら一緒になるしかないほどの存在であった
    んだなぁと知った発言でした。

    お亡くなりになってしまい非常に残念です。
    ご冥福をお祈りします。

    24+

  3. g より:

    私は、介護する人も、される人も、かわいそうな人ではなく、誇りをもってすごせたらいいと思います。私自身は当然そうあるべきと思って父と過ごしました。でも周囲にかわいそうという目でいる人がいると、弱者になってしまいます。
    この記事を見て、どの人も自分らしくいようとする姿が伝わりました。介護される人は勿論、する方も人の手を借りていいと思います。自分は、人の手を借りようとすると手抜きと見られたり、また現実人が入ると却って思うようにならないところがあり、他人との関係で疲れました。介護される人が、本当に自分を思って動いている人のことは分かっていると思います。

    19+

  4. 光る花 より:

    樹木希林さんって、全身癌だったんですね。
    ご本人のお気持ちを考えると、辛いです。
    画面で観る希林さんからは、その様な状態はみじんも感じられませんでした。
    その痛みや辛さが、神々しいパワーとなり、画面を通して、世界中の人達に温かいオーラが伝わって来るのですね。
    何だか、自分の甘さを反省させられました。
    それから、お母様の介護をされてる娘さんの気持ちは凄くわかります。
    私も介護職に就いてましたから、ご苦労されてるんだなと思います。
    でも、娘さんのお陰で、私達の様な国民に樹木希林さんの姿が観れるんだなと思うと、お二人には感謝です。

    39+

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