風呂敷バッグの作り方・結び方|重いものを入れてもほどけにくいニッポンのエコバッグ
レジ袋の有料化でエコバッグを持参する人が急増している。そこで、おすすめしたいのが、ニッポン古来の買い物袋になる風呂敷だ。風呂敷王子こと横山功さんに、風呂敷の結び方やエコバッグの作り方を教えてもらった。
風呂敷エコバッグの魅力
バッグにおすすめの素材は、木綿と麻
「風呂敷は包むだけでなく、“真結(まむすび)”と“一つ結(むすび)”の組み合わせでいろいろな袋にできます。これらの結び方なら、重いものを入れてもほどけにくいのがポイント(結び方は下記)。
あとは色や柄を自由に選んで、自分だけの“風呂敷エコバッグ”を楽しみながら作ってみてください」
とは、“ふろしき王子”こと横山功さん。
とはいえ、エコバッグに適す布は、通気性がよくて丈夫、かつ洗濯がしやすい木綿と麻だそう。特に麻は、乾きやすいのでおすすめだという。
正方形で丈夫な布なら何でもエコバッグになる
「エコバッグのためだけに、風呂敷を新しく購入するのではなく、古い浴衣など、まずはたんすに眠っている布がないか探してみてください。正方形に近く、丈夫で結びやすい布なら、なんでもエコバッグ用の風呂敷になります」
小さく折りたため、何度でも結び直せ、大きさも自分好みに
風呂敷なら、小さく折りたためるのでかさばらず、多用途に使いまわせる。何度でも結び直せて、自分の好みの大きさや形にカスタマイズができるのも魅力だ。今回は4種の結び方を紹介するが、これらをもとに、オリジナルの結び方を考案してみるのも面白いかもしれない。
風呂敷の基本の結び方
<真結(まむすび)>
【1】風呂敷の両端をもって左手側を上、右手側を下に×字に重ねる。
【2】左手側の布が上(手前)に出るように1回結ぶ。
【3】上(手前)に出た布を前に重ねてから再度結ぶ。
【4】左右を外側に引くと、結び目の端が布に平行な真一文字になる。
<一つ結(むすび)>
【1】風呂敷の角を三角形になるよう半分に折り、端を重ね合わせる。
【2】一端を真ん中に輪ができるようにひねる。
【3】輪の中に、先端をくぐらせる。
【4】布を上下に引っ張りしっかりと結ぶ。