【京急線】注目の介護付有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム【まとめ】
評判の高い高齢者施設や老人ホームなど、カテゴリーを問わず高齢者向けの住宅全般を幅広くピックアップし、実際に訪問して詳細にレポートしている「注目施設ウォッチング」シリーズ。
東京・品川駅を起点とする京急本線は50駅あり、空港線や逗子線、三浦半島を走る久里浜線などと共に通勤や通学、レジャーに利用されている。神奈川県の「三浦半島魅力最大化プロジェクト」の資料によると、2025年の推計では三浦半島地域全体の65歳以上の老年人口の割合(高齢化率)は33.0%と、神奈川県平均(26.7%)を6.3ポイント上回ると予測されている。そこで今回は京急線沿線にある住宅型有料老人ホームと介護付き有料老人ホームを紹介する。
海を眺めながら上質な暮らしを!葉山の住宅型有料老人ホーム「交欒(マゼラン) 葉山一色」
御用邸があることでもその名を知られる葉山。言わずとしれた由緒正しき別荘地だ。多くの文化人、著名人にも愛されてきたこの地に2017年にオープンしたのが住宅型有料老人ホームの「交欒(マゼラン) 葉山一色」。葉山御用邸付属邸跡地に開設された葉山しおさい公園や森戸大明神、神奈川県立近代美術館など楽しめるスポットが徒歩圏内に多数ある。
最寄り駅の京急逗子線「新逗子」駅南口から京浜急行バスに乗り、芝崎停留所で下車するとそこはもう海の目の前。波を音を聞きながら暮らすことができる環境だ。住宅型有料老人ホームであるこちらの施設には、シアタールームやカフェギャラリー、アトリエなど上質な生活を楽しむための共用空間が充実している。
※住宅型有料老人ホームとは?
・生活支援等のサービスが付いた高齢者向けの居住施設。
・介護が必要となった場合、入居者自身の選択により、地域の訪問介護等の介護サービスを利用しながら、ホームでの生活を継続することが可能。
(厚生労働省「有料老人ホームの概要」より抜粋)
→介護施設の種類・選び方【最適施設がわかるチャート付】費用・親の状態で施設を見つける
カフェギャラリーには葉山のアーティストが制作した作品を展示しており、入居者や家族がお茶やコーヒーなどを飲みながら楽しむことができる。文化と芸術を通じた交流の場として、地域にも開放されているという。
趣味に没頭できる環境も充実。陶芸や楽器、英会話、ヨガ、フラダンス、書道、水彩画など12の講座が用意されており、アトリエで初心者から経験者まで楽しめるという。1講座目は無料、2講座目からは有料で、個人レッスンからグループレッスンまであるので、今まで嗜んできた趣味を続けることも、心機一転新しいことを始めることもできそうだ。他にも旅行やゴルフ、クルージングなどユニマットグループや提携企業と連携したサービスを提供しているという。
他にもゆっくり本や新聞を読むことができるライブラリーや、家族や来客と落ち着いて話ができるゲストルームなど、ライフスタイルに合わせて利用できる共用施設が充実している。
お風呂と食事はシニアの日々の生活の質を決める大きな要素。オーシャンビューの檜風呂があり、予約制で自由に入ることができる。湯船につかりながら、大峰山の緑と海を眺めながら檜の香りを楽しめる。
食事にも力を入れていて、入居者の評判もいいそうだ。なんと鉄板焼のコーナーやバーまであり、まるでリゾートホテルに来ているかのような気分を味わうことができる。
食事を楽しむダイニングレストランは最上階。一面に広がる海を眺めながら、旬の食材を用いたシェフの料理を楽しめる。管理栄養士がメニューを考えているので健康面も安心。刻み食、ミキサー食などにも対応してくれるという。
朝食は和と洋のセレクト、昼食はシェフのおすすめランチかアラカルトメニュー、夕食は肉か魚のセレクトかアラカルトメニューから選べるようになっていて、営業時間内であれば好きな時間に利用することができるという。居室にキッチンもあるので、自炊を楽しんでいる人もいるそうだ。
食後は同じフロアにあるバーに移動して、アルコールを楽しめる。お酒に合わせて軽食や一品料理も出してくれるのがうれしい大人の場所だ。
葉山で海を眺めながら暮らせる「交欒 葉山一色」。共用施設が豊富に揃っているので、それぞれの生活スタイルに合った生活が送れそうだ。
→海を眺めながら上質な暮らしを!葉山の住宅型有料老人ホーム<前編>
→ライフスタイルに合わせで居室が選べる葉山の住宅型有料老人ホーム<後編>