大地震に備える!本当に役立つ防災リュックの中身
このところ全国で地震が発生している。6月1日午前6時2分に茨城県北部を震源とするマグニチュード5.3が、同日9時33分には、薩摩半島西方沖でマグニチュード4.3と、直近でも頻回に発生していることから、不安を感じている人も多いことだろう。
地震発生を食い止めることはできないが、あらかじめ備えられることはあるだろう。今回は、防災リュックの備え方を専門家に聞いた。
→大地震発生したら… 避難所は3密?コロナ時代の今考える地震の備え
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さて、問題。いざ! というときに役立つ 防災リュックはどっちだろうか?
A:専門家が中身を選んだ市販の防災リュック
B: 自分で中身を選んだオリジナル防災リュック
回答は、以下をお読みください。
重すぎて背負えないリュックで持ち出せないことも
「防災リュックは、被災した最初の“1日”をしのぐためのものです。最近では防災意識の高まりから、用意している人が増えましたが、欲張ってたくさん入れ、重くて持ち出せなかった人もいました」
とは、東日本大震災と熊本地震を経験したママ防災士の柳原志保さんだ(「」内、以下同)。
必要な防災用品がセットになっている市販の防災リュックは、あると安心ではあるが、年齢や性別によっては重すぎて背負えないことがあると、柳原さんはアドバイスする。
また、市販の防災リュックを買ったことで満足し、中身を確認しない人も多いが、下着や生理用品など、女性に必要な品は入っておらず、自分仕様にカスタマイズし直した方がいいという。
リュックの中身は1泊2日のキャンプに行くイメージで
では、中身は何を基準に選べばいいのか?
「水や電気、ガスが使えないことを想定し、1泊2日のキャンプに行くイメージで選ぶのがおすすめです」
平常心を失わないために、好きな本や飲みなれた飲み物など、心が元気になるお気に入りアイテムを入れておくことも大切だという。
ということで、今回はBが正解だ。