高血圧、眼精疲労、不眠症に!1回1分の洗濯ばさみ&輪ゴム健康法
自宅にこもりっきりで、体を動かす機会がめっきり減ってしまい、肩こりや腰痛をはじめ、体の不調を訴える人が増えているという。
身近にある洗濯ばさみや輪ゴムを使う健康法なら、自宅でカンタンにできて即効性も期待できる。これまで、紹介するたびに「カンタンなのに効果的!」と好評を博してきた「輪ゴム健康法」と「洗濯ばさみ健康法」は、どちらも東洋医学に則った自分でできる健康法で、手を刺激することで全身の不調を改善できるのが特徴だ。
東洋医学では“手は全身の縮図”といい、手を刺激すれば全身に影響が及び、血液やリンパ液の流れが整い、痛みや不調が改善できる。
《手と体の相関図(左手)》
そこで、この健康法を考案した鍼灸師でアジアン・ハンドセラピー協会理事の松岡佳余子さんに、「高血圧」「眼精疲労」「不眠症」それぞれに効果的なワザを教えてもらった。1回たったの1分、“ながら”でできるから、さっそく試してみて。
→耳に輪ゴムをかけるだけ健康法で不調に克つ|肩こり・耳鳴り・腰痛を改善!
【高血圧】根気よく巻き、血流を改善
■用意するもの:輪ゴム3本
「高血圧」に悩む人は、こちらから。中指、薬指、小指への刺激が、血管にアプローチ。手のひらに洗濯ばさみをつけることで、お腹まわりの刺激もプラスされ、血流改善効果が高まる。また、免疫力を高める健康法を解説した記事に掲載の「グーパー指輪ゴム」は血管、脳、内臓などにも好影響を及ぼすので、ぜひ併せて行ってほしい。
【1】薬指の第二関節に3回巻きつける。
【2】小指の第二関節に3回巻きつける。
【3】中指の第二関節に輪ゴムをかけ、手のひら側、手の甲側、手のひら側の順に交差させて巻きつける。
【4】1分ほどおいて輪ゴムを外す。反対の手も同様に。
【高血圧】体の中心にアプローチ
■用意するもの:洗濯ばさみ4個
【1】中指の爪と指の腹、第二関節と付け根の間、手のひらの中央から手首にかけて1~2か所を、それぞれ洗濯ばさみではさみ、30秒~1分キープする。
【2】反対側の手も同様に。
【眼精疲労】視界がクリアに
■用意するもの:輪ゴム2本
「眼精疲労」に悩む人は、頭部に当たる中指の先端と、目の疲れにかかわる肝臓につながる小指全体を刺激。目の疲れに加え、ドライアイやかすみ目にも効果を発揮する。
【1】中指の爪の生え際の下に輪ゴムを3回巻きつける。
【2】小指の付け根から、手のひら、手の甲側でそれぞれねじりながら上に向かって3回交差させて巻きつける。
【3】1分ほどおいて輪ゴムを外す。反対側も同様に。
【不眠症】リラックス効果を高める
■用意するもの:輪ゴム2本
寝る少し前に行うとリラックスでき、入眠しやすくなる。刺激が強すぎないよう、輪ゴムはややゆるめに巻くこと。
【1】中指の爪の生え際と、第一関節の間に輪ゴムを3回巻きつける。
【2】薬指の第二関節に輪ゴムをかけ、第一・第二関節に交差部分がくるようにして巻きつける。
【3】手の甲側のポイントを押圧する。
【4】1分ほどおいて輪ゴムを外す。反対の手も同様に。
イラスト/いばさえみ
※女性セブン2020年5月7日・14日号
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