介護生活にハーブを!<10>虫刺され、虫よけ、水虫に「ドクダミ」
【1】ドクダミのチンキを塗布用のワンプッシュボトルスプレーに入れる。
【2】そこへローズマリーのアロマオイルを2滴ほど垂らしてよく振り混ぜる。
(ローズマリーの精油は粘性が高いので、2滴以上は入れないでください。細かい噴霧のスプレーボトルは、粘性オイルで機能しないこともあるので、ワンプッシュ式をオススメします)
お風呂上がりに、ドクダミチンキとローズマリー精油を入れたものの2種をさっと使えるように、我が家では洗面所に常備しています。
アルコールに敏感な方は、チンキを2~3倍(刺激を感じなくなるまで)精製水で薄めてご使用になることをオススメします。
そして、虫よけ用にもドクダミチンキを使った「虫よけスプレー」を作ってみましょう。薬局で販売されている「ハッカ油」を加えます。
「虫よけ用ドクダミチンキ」スプレーの作り方
【1】精製水をスプレーボトルに8割ほど入れ、残り2割にドクダミチンキを入れる。
【2】そこへ薬局で販売している「ハッカ油」を3~4滴加える。
また、余談ですが、ハッカの刺激を虫は嫌うので、ハッカ油はゴキブリよけに活用できます。台所の下や洗面所の下に、ティシュペーパーにハッカ油を4~5滴垂らして置くと爽やかに回避できますよ。
注意:ハッカ油は刺激が強いので、くれぐれも高齢者、お子様の手が届かない場所へ保管してください。ご使用の際も、手指に直接付着しないように気をつけてください。
快適な夏に向け、ぜひ、ドクダミチンキを取り入れて準備をしてみてはいかがでしょうか?
自家製が一番オススメですが、市販のドクダミエキスもあります。(アルコールが高めですので、精製水で薄めての塗布をオススメします)
文・写真/飯田裕子
●この記事に出てくる商品等のご購入は以下を参考にしてください。
※ドクダミの苗は、薬用には、八重咲きではなく、十文字の一重咲きを使用します。
飯田裕子(いいだ・ゆうこ)
1960年東京生まれ。写真家・ハーバリスト。30代の後半にストレスと過労で体調を崩すも、医療行為を受けながらハーブと出会い回復。メディカル的なハーブに興味を持ち、取材を始める。英国在住のハーバリスト、リエコ大島バークレー女史と出会い「ハーブの薬箱:文化出版」の企画、撮影に携わる。その後、日本メディカルハーブ協会のハーバルセラピストの資格を獲得。ハーブの知恵を生かすべくガーデンスタジオJP(https://www.facebook.com/gardenstudiojp/?pnref=lhc)として活動を始める。85歳になる元医師の父と母の遠距離プレ介護が始まったばかり。