八千草薫もノリノリ!「やすらぎ体操」はシニア版”恋ダンス”
豪華なベテラン俳優陣や、スピード感を重視した現代のドラマとはあえて合わせないゆっくりとしたテンポの話運びが世の関心を惹きつけ、初回から高視聴率を維持している昼ドラマ『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)。かつて昭和時代にテレビの世界で活躍した俳優や歌手、ミュージシャン、脚本家などの著名人だけが老後に無料で入れる老人ホーム「やすらぎの郷 La Strada」を舞台に物語は繰り広げられる。
その施設内で行われている朝の体操、「やすらぎ体操第一」のフルバージョンが5月5日のエンディングから放送された。視聴者からは、「体力が回復した」「ぐっすり眠れるようになった」と大好評だとか。
目指すは、今年の紅白出場
この体操を世に送り出すまでに紆余曲折があった、と話すのはプロデューサーの中込卓也さんだ。
「体操の準備を始めた2016年秋は、ちょうど『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の“恋ダンス”が大ブームになっていった時期。そんな中、エンディングにキャストを登場させたこの体操を使ったら、二番煎じを狙ったみたいになるので、正直やめようかと思っていました。
悩んだ末、八千草薫さん(86才)のマネジャーさんに相談してみたところ、『こういうのは八千草がちゃんとやらないと面白くならないと思います』とご返事いただき、八千草さんがやるなら…と皆さんがやってくださったんです」
体操の振付、作曲、作詞は「やすらぎの郷」の入居者、中井竜介役で出演している中村龍史(66才)が担当している。マッスルミュージカルの演出も手がけている中村は、あくまでも施設内で本当に行われている体操であるというリアリティーを大事にしよう、と思って振付を考えたという。
「世に出す以上は、今年の紅白でも狙いましょうか」と意気込む中込プロデューサーの思惑通り、体操は早くも話題になっている。
早速、振り付けと歌詞を覚えて踊ってみて!
※女性セブン2017年6月1日号