介護生活にハーブを!<7>豊富な栄養素を含みアレルギー症状緩和に役立つ「ネトル」
「ネトルと小松菜の薬草すうぷ」
<作り方>(4人分)
【材料】
玉ねぎ…中1個
にんにく…ひとかけ
生姜…ひとかけ
小松菜…1/2束
乾燥ネトル葉…10g
水…2と1/2カップ
オリーブオイル…大さじ3
豆乳…300ml(牛乳を混ぜても可)
塩、味噌、はちみつ(味醂でも可)
【1】薬草すうぷのベジブロス(野菜だし)を作る。無農薬の玉ねぎ、ニンニク、生姜の皮を水に入れて中火で30分煮る。
【2】同時に別の鍋にオリーブオイルを引き、櫛形に切った玉ねぎ、スライスしたにんにく、生姜、小松菜は洗って5cmくらいにカットしておいたものを加えて焦がさないように弱火~中火で30分ほど蒸らし炒めする。
【3】ベジブロスができたら熱いうちに網でこし、乾燥ネトルを加える。
【4】【2】の野菜と、ネトルが入ったベジブロスを少しずつ混ぜ、ミキサーで滑らかになるようにペースト状にする。
【5】ペーストに残りのベジブロス、豆乳を加えて沸騰しないように加熱する。
【6】塩や味噌、味醂、ハーブソルトなどを加え、好みの味に整える。
※とろみがもっと必要な方は片栗粉などを加えて調整してください。
(料理監修:ハーバルMOMO 園藤祐子 https://www.herbalmomo.com/)
ネトルを日常使いするワンポイントアドバイス
●スープを冷凍保存する
ご紹介したスープを、味付けをする前の段階で小分けし、冷凍保存しておくと、カレーなど他の料理に使えます。
●お茶にして
乾燥ネトルは、それだけ単体にお湯を注いでお茶として飲んだり、また、普段お飲みの好みのお茶にブレンドして利用できます。ポットに入れて、持ち運びも。
●自然塩とまぜて「ネトルソルト」に
乾燥したネトルリーフをミルで粉砕し、自然塩と混ぜて「ネトルソルト」に。癖がないので、普段の食卓に使えます。
栽培用の苗も販売されています。フレッシュネトルの場合は、若葉を使います。生命力がとても強く繁殖しますので、植える場所には注意してください。栽培し、若葉の頃に収穫し、そのまま冷凍、もしくは乾燥させれば通年使用できます。
※ドライネトルを丸ごと使える安心な素材を扱った店舗をご紹介します。
グリーンフラスコ オンラインショップ
http://shop.greenflask.com/shopdetail/007001000015/
ハーブ専門店「enherb」オンラインショップ
http://www.enherb.net/#_ga=1.177741601.523296891.1481004280
【データ】
薬草すうぷ屋 by Herbal MOMO
さいたま市大宮区にある「ギャラリーカフェてらこや新都心」にて5週おきに1週間オープン。薬草すうぷのランチプレートやハーブのスイーツなどが好評。
住所:埼玉県さいたま市大宮区北袋町1-285
営業時間:Facebookでご確認ください
薬草すうぷ屋 Facebook:https://www.facebook.com/611827412251779/
Herbal MOMO HP:https://www.herbalmomo.com
撮影・文/飯田裕子
飯田裕子(いいだ・ゆうこ)
1960年東京生まれ。写真家・ハーバリスト。30代の後半にストレスと過労で体調を崩すも、医療行為を受けながらハーブと出会い回復。メディカル的なハーブに興味を持ち、取材を始める。英国在住のハーバリスト、リエコ大島バークレー女史と出会い「ハーブの薬箱:文化出版」の企画、撮影に携わる。その後、日本メディカルハーブ協会のハーバルセラピストの資格を獲得。ハーブの知恵を生かすべくガーデンスタジオJP(https://www.facebook.com/gardenstudiojp/?pnref=lhc)として活動を始める。85歳になる元医師の父と母の遠距離プレ介護が始まったばかり。